ヨーロピアンバーミーズの成長~生後5日まで編~

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赤ちゃんを産んだ翌日の様子。すでにスリムなシャーロット。
猫の出産は安産ですが産まれた子猫がみんな大きくなるかというと残念ながらそうではないときもあります。
3日目、10日目、30日目と壁があります。

生後4日目の様子。まだ目は開いていません。

赤ちゃん猫は1日10gほど増えていきます。
体重チェックは重要です。増えてないなと感じたときは人の手で哺乳をします。

↑チェック表と体重測定セット。脚につけているテープの色で判別しています。
生後10日頃までは1日3回チェックしています。

母乳を飲む子猫たち。今回は母猫が面倒を見ることができる子猫の数なので哺乳の出番は少ないです。
マリちゃんが8匹産んでくれたナッツシリーズのときは(本当は9匹でした)、母乳が足らずそれはそれは大変でした。

「あたしの子育て部屋を紹介するニャよ」

今回のお産に用意したものは、ケージサイズの大きなベッドとシーツに使うフランネル生地。赤ちゃん猫は産まれたときからヒゲと爪が生えています。爪は針のように尖っていて刺さると痛いです…
この爪が厄介でタオルや布にひっかかるのです。

何かいいものはないか探していて今回はフランネル生地を使ってみました。
結果、とても良かった!爪がひっかからない!!悪露で汚れてしまうので毎日綺麗なものに取り替えます。

「綺麗なお部屋が好きニャ」

そして加湿器!赤ちゃん猫に乾燥は大敵です。

湿度50%を保っています。とても快適。

生後5日目頃にはへその緒がとれました。そろそろ目が開きはじめます!

~おまけ~

子猫が気になるスピカ。

「じー・・・」

ときどき眺めに来ては去っていきます(笑)。

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ヨーロピアンバーミーズの妊娠&出産②~ハーブシリーズ~

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2月13日12時30分。破水しました。
破水したら出産の合図です。しかしなかなかお産が始まらない。陣痛が起きない。

夕方になっても出産が始まらないので急遽動物病院へ。シャーロットの身体が心配です。
キャッテリーが移転したためかかりつけの動物病院は遠いので、獣医師と相談して最寄りの大きな動物病院へ行くことになりました。
万が一帝王切開になっても対応していただけるように。

東京は動物病院の選択肢がたくさんあります!
獣医師の数も多く、機材も最新のものがあったり、医療の選択ができることが都内でブリードする最大の利点のひとつだと思います。

車を5分ほど走らせて大きな動物病院へ到着。
非番でしたが院長先生がいらっしゃったので院長先生と若い先生が対応してくださいました。

猫のお産は安産と言われています。
実際、キャッテリーのお産もスムーズに行われたお産ばかりです。(お産の数が少ないというのもあります)
それでも無事に産まれてくるまでは心配です。

エコーで調べてもらったところ、お腹の子たちは元気でした。
陣痛は起きてなかったのですが分娩誘発の注射を打ち、
「これでちょっと様子をみましょう」

30分以内に陣痛がはじまらなければ次はどうしようか?というところでしたが、
10分も待たずにいきみ始めたシャーロット。

「動物病院での出産でも良いけど慣れてる場所がいいでしょう」
ということでキャッテリーに戻ります。

キャッテリーに戻ってすぐにポンポンと1時間で4匹の子猫を産んでくれました。
赤ちゃん猫と胎盤を切り離し、へその緒を結びます。赤ちゃん猫が冷えてしまわないよう産湯で温めて毛をしっかり乾かします。→人間はここをお手伝いします。

産まれたてほやほやの赤ちゃんたち。シャーちゃん頑張った!
ちなみにキャッテリーの母猫たちは、出産時に攻撃的になることもなく、痛いだろうに声を出して鳴くこともありません。赤ちゃん猫をとりあげても怒らないし、賢い猫たちだなと感動します。

子猫たちは母乳をしっかり飲んでくれています。
子猫が生後 72 時間以内に飲む母乳を初乳といいます。初乳を飲ませることは母猫からの免疫をもらうためにとても重要です。

毛はしっかり生えていますが脚の毛はあまりないかな?
毎日の成長をチェックするために赤ちゃん猫の脚に目印のテープをつけます。
まずは無事に産まれて一安心。ここからは別の心配が始まります。。。

~おまけ~

出産前にスピカを女の子部屋へ移動させる予定でしたが、シャーロットが嫌がらないのでそのまま過ごさせていました。
スピカはケージの中から出産を見守って(?)いました。

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「うにょうにょしてる生き物がいるニャーーー!!!!」
かなりビックリしたみたいです。

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ヨーロピアンバーミーズの妊娠&出産①~ハーブシリーズ~

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シャーロットが2024年2月13日に出産しました。前回の出産が2022年3月26日だったので2年ぶりです。
猫の妊娠期間は約2ヶ月(60~68日)、シャーロットの様子から出産は2月12~14日頃かなと予測していました。

妊娠47日目のシャーロット。

シャーロットはスリムな子なので出産前までお腹があまり目立ちませんでした。

歩くと少しわかるかな?右側が大きく膨らんでいます。

左がスピカ。右が妊婦のシャーロット。スリムな妊婦さんです。
シャーロットは人の顔をしっかり見てくれます。

妊娠25日目頃に妊娠してるかどうかを調べるためにエコー検査を受けるのですが、
今回は妊娠の傾向がはっきりとわかったので妊娠60日目にレントゲン検査とエコー検査を受けました。

出産直前のレントゲン検査ではお腹に何匹赤ちゃんがいるのか調べます。
何匹いるか把握しておかないと、子宮内に子猫が残っていた場合に母体が危険にさらされてしまいます。
エコー検査では赤ちゃん猫たちの心拍を調べます。
どの子も元気に育っていました!

出産日までリラックス。お腹の子猫が順調に育つよう、とにかくストレスなく過ごしてもらえるよう工夫します。

シャーロットと一緒に過ごしていたのはスピカ。
実は相性が良かった2匹。つかず離れずで一緒に遊んだり自由に過ごしたり。
毛づくろいし合う相手がいるっていいですよね。嬉しそうです。

お腹を気遣いながら寝ています。予定日が近づいてきた頃、お産場所を作ってあげました。

「これ、何ニャ」

お産場所です。

「うーん、なんか落ち着かない気がするニャ」

え、そう?前回のお産が2年前なのでいろいろと思い出しながらの準備です。

これでどうかな?!お産は汚れるので、お産が終わったら丸ごと捨てられる段ボールでお願いしています。

出産日前日の様子です。ひなたぼっこでのんびり。さすがにお腹が大きいですね!

2、3日前から少し呼吸が早くなり、寝てるときはすこし苦しそうです。

人がいないと不安なのか大きいお腹で走って追いかけてくるので、出来るだけ近くに居てあげます。
2月10日~12日が3連休だったので連休中に産んでくれたらいいなと願っていましたが、思い通りにいくわけもなく13日を迎えました。

そして迎えた出産当日。。。つづく。

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