ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?バーミーズとの違いや性格・魅力を紹介

ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?バーミーズとの違いや性格・魅力を紹介します!

ヨーロピアンバーミーズは、バーミーズとは別の猫種としてCFAに認定されている猫種です。その性格や特徴、そして見た目の魅力について、動画と共にご紹介します。(動画に続いて和訳をつけています)

ヨーロピアンバーミーズが進化した歴史【前編】【後編】をご覧いただいた後は、猫そのものの「魅力」をじっくり堪能したい方に向けた【番外編】です。

The Cat Fanciers’ Association, Inc.®

バーミーズ? ヨーロピアン・バーミーズ? その違いは?

最もわかりやすい違いは「カラー(毛色)」です。
バーミーズは4色のみで展示されますが、ヨーロピアン・バーミーズは、目を引く10色のカラーバリエーションがあります。

ヨーロピアン・バーミーズは活発で人懐こい性格ですが、過剰に活発というわけではありません。
お昼寝の時間には、とても愛情深く、できるだけ近くで寄り添うのが大好きです。

他のペットとも仲良くでき、赤ちゃんから高齢者まで、どんな年齢層の家族にもなじみやすい順応性を持っています。

この猫たちは、しっかりとした筋肉質な体つきをしていますが、極端ではありません。
中くらいの長さのボディは見た目以上に重く、短くて身体に密着した毛は、光沢があり色鮮やかです。

動画の子はとても美しい『ブルークリーム』の女の子。

『ボクのお母さんニャんだ』
実は、動画の女の子はキャッテリーで暮らすジャンのお母さん。

ヨーロピアンバーミーズは、活発で人懐こい性格はもちろんのこと、バランスのとれた“中庸の美しさ”、艶やかな被毛、そして輝く瞳に魅了されます。
また、とても賢く、愛情深い性格をしているため、きっと素晴らしい家族の一員となってくれると思います。

『前編』『後編』『番外編』と、ヨーロピアンバーミーズという猫種について書いてみました。
この魅力が少しでも伝わっていればとても嬉しいです。

★ヨーロピアンバーミーズの歴史についてまとめたブログはこちらから【前編】【後編】

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ヨーロピアンバーミーズとは?バーミーズとは別の猫種としてのCFA認定と魅力を徹底解説【後編】

ヨーロピアンバーミーズが“別の猫種”として認められるまでの話

『ヨーロピアンバーミーズ』という猫種をご存じですか?
The European Burmese is a graceful and unique breed.
ヨーロピアンバーミーズは、優雅で独自の魅力をもつ猫種です。
(CFAスタンダードより)

【前編】では、独自の進化を遂げながら、世界中に広がっていった歴史を紹介しました。
【後編】では、CFAという世界最大級の血統登録団体において、どのようにして正式な品種として認められるに至ったのか、そしてその裏にあるブリーダーたちの努力と時間の積み重ねを追っていきます!

SPICA

ついに『ヨーロピアンバーミーズ』が誕生するニャよ!

MINT

すごいことニャよ

1993年6月24日、CFA(Cat Fanciers’ Association)の理事会で、「ヨーロッパで行われるCFAのキャットショーにバーミーズの出陳者がいない」という問題を取り上げました。これは、CFAで認められているバーミーズとFiFe(ヨーロッパの国際猫連盟)で認められているバーミーズの特徴が異なるためでした。

SAMMI

ヨーロッパのブリーダーたちはFiFeのショーにバーミーズを出していたニャ

SIRIUS

CFAのバーミーズは、アメリカで発展したバーミーズニャんだよね

この問題を解決するために、FiFe、GCCF(イギリスの猫血統登録団体)、オーストラリアの猫協会で公認されているバーミーズのタイプもCFAで受け入れ、これらの基準(スタンダード)を作って競技に参加できるようにするという提案が出されました。この提案の目的は、CFAに登録するヨーロッパのバーミーズを増やすことでした。

CHARLOTTE

ここで登場するバーミーズがのちの『ヨーロピアンバーミーズ』になるんニャ

SAMMI

世界では、FiFeやGCCF、オーストラリアの猫団体が認めてる『バーミーズ』って、10色のカラーバリエーションがあるんニャ
CFAでは、ずっと『バーミーズ』って言えば4色だけだったんニャよ

🔥まとめると・・・🔥

CFAでは、バーミーズのカラーは4色のみが認定されていました。
一方で、FiFeやGCCF、オーストラリアなどの団体では、10色のカラーバリエーションを持つバーミーズが正式に認められています。
そのためCFAでは、FiFeなどで認められているタイプのバーミーズを、別の猫種として「ヨーロピアンバーミーズ」という新たな名称で受け入れることになりました。

こうして、それぞれのバーミーズが歩んできた道が、異なるかたちで正式に認められることになったのです。

ヨーロピアンバーミーズが公認品種になるまでの道のり

CFAの猫種として認定されるには、
❶ Miscellaneousクラス (新種登録)
❷ Provisional クラス(暫定公認品種)
❸ Championship クラス(公認品種)昇格
❹ Championship クラス(公認品種)認定
と段階を踏んでいきます。

~年表でみるヨーロピアンバーミーズ~

❶ 1994年:Miscellaneous クラス(新種登録)でショー参加開始
競技クラスではないため、リボンや順位は与えられません。
主な目的は、新しい品種をCFAのショーに慣れさせることと、ジャッジやブリーダーがその品種の特性を理解することです。

Next step → Provisional クラス(暫定公認品種)に昇格するための条件
・CFAへの登録個体が100匹以上、かつ最低5年間継続して登録されていること
・現役のブリーダーが25名以上いること
・etc

❷ 2000年5月: Provisional クラスでの出陳が開始
Provisional クラスでは、競技クラスと同じようにジャッジによる審査が行われますが、タイトルやファイナル(上位入賞)は与えられません。

Next step → Championship クラス(公認品種)に昇格するための条件
・CFAのすべての地域で少なくとも25匹の異なる個体がショーに出陳されたことが証明されること
・etc

2002年2月: CFA理事会が、ヨーロピアンバーミーズの Championshipクラス昇格を承認

❹ ♔ 2002年5月:アメリカでチャンピオンシップ競技クラスとして正式に認定される

この流れを経て、『ヨーロピアンバーミーズ』はCFAの正式な競技品種(公認猫種)になりました。
これは、非常に価値のあるものなんですよ。

JEAN

約10年かけて、『ヨーロピアンバーミーズ』は認められたんニャね

MINT

継続的な努力と忍耐、時間が必要ニャ……
そして、“この猫種が魅力的で求められていた”ってことも大切ニャよね

SIRIUS

そうニャ
さらにその価値を次の世代へと伝えていけたらいいニャね

最近では、Lykoi(ライコイ)Toybob(トイボブ)、Khao Manee(カオマニー)はこの長い道を歩んでいます。
現在の新種登録に向けての道のりはこちらから。
🔗https://cfa.org/cat-talk/how-breeds-get-their-start-in-the-cat-fanciers-association/

また、『ヨーロピアンバーミーズ』がCFAで正式に認められるには、新たなスタンダード(基準)の策定が必要でした。

スタンダート(基準)はどうやって出来たのか

CFAジャッジのWayne Trevathan(ウェイン・トレヴァサン)が主導し、FiFeやGCCF、オーストラリアの基準を取り入れながら、CFAのガイドラインに適応させました。
多くのブリーダーの協力のもと、『ヨーロピアンバーミーズ』という名称で正式に認定されました。

SAMMI

ヨーロピアンバーミーズの歴史をつなげていくんニャ

暮らしてみてわかる魅力・ヨーロピアンバーミーズの性格

ヨーロピアンバーミーズ』は好奇心旺盛で遊び好き、非常に知的な猫種です。
人との交流を大切にし、家族の一員として愛情深く、可愛らしい姿を見せてくれます。

彼らの最大の魅力である「懐っこさ」と「賢さ」は一緒に暮らしてわかる部分が大きいなと実感しています。

🔗https://cfa.org/breed/european-burmese

今回のブログでは、以下の出典を参考にして内容を簡潔にまとめています。詳しく知りたい方はぜひ元の記事を読んでみてください!
🔗BREED HISTORY(The Cat Fanciers’ Association, Inc.)
🔗History of the European Burmese in CFA (Written by/Copyright Ann-Louise De Voe)

こちらからはバーミーズ視点の歴史がわかります。
🔗History of the Burmese Cat (©copyright by: Irmgard Thormann, Mackintosh Burmese Cats)

ヨーロピアンバーミーズ誕生の歴史、いかがでしたか?
どの猫種にも、それぞれに歴史があり、ブリーダーさんたちの努力と情熱があるのでしょう。

もし、気になったことや「もっと知りたい!」ということがあれば、お知らせください。

~あとがき~

📌「可愛い!」のその源にあるヨーロピアンバーミーズの誕生の経緯や理由、そしてその背景にある先人たちの情熱が伝わればいいなと思い、まとめてみました。

📌Wayne Trevathanの想いが込められた血統
Wayne Trevathanは残念ながら亡くなりましたが、彼がブリードしたHOLLYという猫がキャッテリーで暮らしています。HOLLYを見ていると、どんな思いでヨーロピアンバーミーズと関わってきたのか、ぼんやりと思いを馳せることがあります。

★【前編】はこちらから★

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ヨーロピアンバーミーズとは?バーミーズ誕生から品種分化までを解説【前編】

ヨーロピアンバーミーズはどこから来たの?バーミーズ誕生の話

『ヨーロピアンバーミーズ』という猫種をご存じですか?
The European Burmese is a graceful and unique breed.
ヨーロピアンバーミーズは、優雅で独自の魅力をもつ猫種です。
(CFAスタンダードより)

“中庸”の美しさ、賢さ、そして堂々とした姿——
ヨーロピアンバーミーズは、シャム猫のようにシャープすぎず、ペルシャ猫のように丸すぎず、メインクーンのように大きすぎず、シンガプーラのように小さくもない——まさにその“あいだ”にいる絶妙なバランス。
中くらいの耳、中くらいの身体、調和のとれた魅力を持った、唯一無二の存在です。

今回は、ヨーロピアンバーミーズという猫種がどのように誕生し、どのように認められてきたのか――興味深い歴史と先人たちの情熱を【前編】・【後編】の2回に分けてご紹介します。
キャッテリーで暮らす彼らとともに、その歴史をたどってみましょう!

SPICA

スピカたちがどうやって誕生したのか、気になるニャよ!

SIRIUS

ボクがキャットショーに出ることで、この猫種が今もちゃんと大切にされてるって知ってもらえるんニャ

JEAN

そもそも、純血種ってニャんだろう??

世界には、9つの最大級の猫血統登録団体があります。
これらの9つの団体が集まって構成されているのが、WCC(World Cat Congress)です。WCCはすべての猫の健康と福祉、責任ある繁殖と飼育を促進しています。
日本ではCFAやTICAが知られていますね。

各団体で代々にわたる純血種の血統を管理していますが、認められている猫種が異なることがあります。例えば、マンチカンはCFAでは猫種として認められていませんが、9つの団体のうち3つの団体では認められています。


MINT

ヨーロピアンバーミーズ』はどの団体にいるニャ?

SPICA

知りたいニャ!!

ヨーロピアンバーミーズは・・・

『ヨーロピアンバーミーズ』という名称は・・・『CFA』たった1つの団体でのみ存在しています。
他の団体ではバーミーズは1つの種類としてまとめられており、CFAでは外見の違いから『バーミーズ』と『ヨーロピアンバーミーズ』に分けられています。

JEAN

1つの団体でのみ・・・
どうして分けられてるのニャ?

CHARLOTTE

まずはバーミーズの歴史を知る必要がありそうニャね

↓クリック
🔗WCC(世界猫協議会)でのヨーロピアンバーミーズ

※当キャッテリーのすべての猫たちは、CFA(The Cat Fanciers’ Association, Inc.)に登録されています。

1930年、バーミーズの『ウォン・マウ(メス猫)がビルマ(現在のミャンマー)からアメリカに輸入され、繁殖の起点となりました。

1949年、アメリカで飼育されたバーミーズ(ブラウン)がイギリスに輸出され、そこからバーミーズの進化が始まりました。

最初にブルーが登場し、その後レッドやクリーム、さらにチョコレートとライラックが加わり、4種類のトーティシェル(ブラウントーティ、チョコレートトーティ、ブルークリーム、ライラッククリーム)が確立されました。
これにより、全10色のカラーバリエーションが完成し、この猫種はヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドへと広がりました。

1993年、この10色のバーミーズは、CFA登録が認められ、ついにアメリカに戻りました。
(この時点では新種登録であり、公認品種ではありません。詳しくは後編で!)

STARLA

全10色あるのは、CFAでは『ヨーロピアンバーミーズ』ニャ
CFAのバーミーズは4色ニャよ

SAMMI

どうしてCFAではヨーロピアンがついているの?
ヨーロピアンバーミーズが誕生した理由を一緒に調べてみるんニャ!

アメリカに本部をおくCFAがバーミーズを2つの異なる品種に分けた理由は、主にアメリカのバーミーズとヨーロッパのバーミーズの間で生じた外見の違いにあります。

ブリーダーが求めたバーミーズの姿とは・・・

アメリカでは1930年代からシャム猫を交配に使い、その影響で、バーミーズにシャム猫由来の洗練された特徴が現れるようになっていきました。
一方イギリスでは、シャム猫との交配は行われず、丸みのある顔立ちや体型など、当時のバーミーズの特徴が保たれるかたちで発展しました。
このように、アメリカとヨーロッパでは、バーミーズの「姿」が次第に異なっていったのです。

そのため、アメリカに本部を置くCFAでは、すでに認定されていた4色の『バーミーズ』に加えて、FiFeなどが認める10色のカラーバリエーションを持つタイプを、新たに別の猫種として『ヨーロピアンバーミーズ』という名前で受け入れることになりました。

※バーミーズ(CFA)は、当初はシャム猫の特徴が色濃く現れていましたが、時が経つにつれて、より丸みのある顔立ちとコンパクトな体型へと変化していきました。現在では、丸く大きな目と筋肉質な体つきが特徴です。

MINT

そんな簡単に猫の種類を分けることができるのかニャ?
どうして新たに別の猫種にしたのニャ??

JEAN

どういう経緯があるんニャろう・・・

👉次回の【後編】では、ヨーロピアンバーミーズがCFAに認定されるまでの10年という長ーい道のり、そして今につながるスタンダードについて解説します。

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2024年冬・番外編~

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今回のキャットショーはコスチュームコンテストが行われていました。

クリスマス前だからか赤い衣装の子が多いですね。どうやって順位をつけるかというと・・・

なにやらキャットショーを見学にきた方たちは旗を持っています。

『この子がいいと思う人~??』

「はーい!」とお気に入りの猫ちゃんのときに旗を振っていました。参加型コスチュームコンテスト。
とっても賑わっていて、みなさん楽しそうでした。
日本はこういったことはないなぁ・・・

ショー会場には小さな売店があったので、

マフィンとポテトスープを食べ、夜はホテルでピザ。寒くて外出する気力がなかったのでデリバリーです。

「学ぶ旅」は本当に猫を学ぶ目的なので、観光地に行ったり、特別に美味しいものを食べたりということはあまりしていません。

キャットショーからの帰り道はどこもかしこも雪が積もっていて本当に寒かったです。

道中みかけた自販機。アメリカって感じの食べ物です。
今回、初めて行ったところといえば、「FIRST WATCH」くらいかな。

朝食屋さんらしいです。

朝食なので朝8時。

アボカドトーストにドリンクとコーヒー飲み放題がついて、12ドルくらいだった気がします。チェーン店らしいですがとても美味しかったです。
他には、エッグベネティクトやパンケーキなんかもありました。メニューが気になる方はこちらから。

そして帰りの空港では、あまりにもお腹がすいてしまい、手のひらより大きな巨大シナボンを購入。9ドルでした。

日本にもお店はありますがどうしても食べたくて・・・

アメリカもセルフレジが増えてきたので、英語が苦手な人でも堂々とお買い物ができるようになりました。

そして渡米の際に、2024年に巣立っていった子猫たちの譲渡費用の一部を『CFAヨーロピアンバーミーズ品種協議会』へ寄付させていただきました。
(実は毎年行っています!)
私たちもブリードカウンチルとして参加していますが、ヨーロピアンバーミーズという品種を守っていけるように活動を続けていければと思います。

学ぶ旅番外編でした。2024年もお世話になりました。

『良いお年をお迎えくだニャい』

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2024年冬編②~

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2024年冬編①~はこちらから。

こちらがショー会場。11月末でしたが、オハイオ州の朝はとんでもなく寒かったです。

出発したときの日本の気温は15℃くらいだったので、いっきにマイナスの世界へ。

お水も凍っています。一瞬で風邪をひいてしまい、近くに薬を買えるところもなく、ふらふら状態のキャットショーでした。

では、キャットショーの様子を!

アメリカのキャットショー会場は倉庫のような場所だったりするので冬は寒いんです・・・
画像に半袖の方がいますがとっても寒いです。

今回は、チャンピオンシップをしっかり見たくて、いろんな猫種の写真を撮ってきました。

ペルシャ。(パージャン)

メインクーン。
どちらも長毛種ですが、サイズや顔が違うので違いがわかりやすいですね。

さて次は

↑ベンガル。

↑エジプシャンマウ。

↑オシキャット。

ベンガル、エジプシャンマウ、オシキャットは、パっと見ると同じ猫種に見えるかもしれませんが、体の模様(ロゼットやスポットなど)が違います。もちろん、顔つきや体型にも違いがあります。
そこまで詳しくないので、それぞれの写真を貼ってみました!
今はキャットショーでいろいろな猫種を並べてみる機会があるので、すぐに猫種がわかるようになりましたが、昔だったら同じに見えていたかもしれません。
ヨーロピアンバーミーズは、トンキニーズやシンガプーラと間違われることがありますよ。
(ミントさんはよく「あの子何?」と言われていました・・・w)

↑デボンレックス

↑コーニッシュレックス
デボンレックス、コーニッシュレックス、セルカークレックスの『レックス』は巻き毛を意味します。

くるくる巻かれているのがわかりますか?
デボンレックスとセルカークレックスは日本でもみかけますが、コーニッシュレックスはアメリカでしか見たことがないです。日本にいるのかな?

↑うーん・・・

↑うーん・・・
同じ猫種に見えますが、どちらかがカラーポイントショートヘアでどちらかがオリエンタルショートヘアだった気がします。
カラーポイントショートヘアは日本では見かけない猫種です。

↑ロシアンブルー

↑トンキニーズ
そして、、、レア種がいました。

さて、何の猫種でしょうか。バーミーズに似ていますが、、、

↑コラット
コラットはタイでは幸運と富の象徴として知られていて、とても歴史がある猫種です。

↑ジャパニーズボブテイル

ジャパニーズボブテイルはしっぽが短いです。
アメリカではわりとよく見かけます。人気があるのでしょうか。
ファイナル表彰のときに「ゲイシャ」というキーワードが聞こえたので、日本にちなんで「ゲイシャのように美しい」という褒められ方をしているのかもしれません。

↑バーマン
今回のキャットショーはバーマンがたくさんいました。この子を触らせていただいたのですが、ふわっふわでとてもお利口さんでした。
体の質感は、ヨーロピアンバーミーズとはまったく違い、しなやかで柔らかかったです。

↑サイアミーズ
105番だけトンキニーズです。

↑ボンベイ

そして、ヨーロピアンバーミーズの子も頑張っていました!

↑ヨーロピアンバーミーズ
ライラッククリームとチョコレートトーティシェル。
同じ猫種でも、ブリーダーさんが違うとスタンダードのその先にある「そのキャッテリーらしい顔立ち」があるのが面白いところです。

ヨーロピアンバーミーズの写真はあまり撮らなかったので、他の猫種をご紹介してみました。
犬は大型犬、小型犬と大きな違いがあるので犬種で区分けされますが、猫は「猫」とひとくくりにされがちです。
でも、実際にはそれぞれに特徴があるんですよ!

★CFAに登録されているいろんな猫種はこちらから★

次は、おまけの番外編です。

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2024年冬編①~

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リジョンショーの疲れもそのままに、2024年冬のヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅に行ってきました。

『もしかして、ボクもアメリカに行く?また飛行機に乗る?』
シリウスはお留守番だよ。

出発は平日でしたが、羽田空港はとても人が多かったです。

出発ゲートも長打の列です。

今回の目的は、シリウスの孫に会うこと、ショーに行くこと、たくさん教えてほしいことがあったのでそれらを学びに。
(きちんと勉強してきました!)

いまはメールやオンライン通話があるので、ちょっとしたことはすぐに解決できますが、より詳しい部分については実際に猫を見ながら教えてもらうほうが有意義だと感じます。

猫全般に関することは獣医師に相談するのも良いかもしれませんが、血統やヨーロピアンバーミーズについてはメンターから多くのことを学びます。
ブリードやショーイングには、正しい知識と技術が必要であることを改めて実感しました。

到着した日は『The Thanksgiving Day(感謝祭)』の前日。空港は混み合っていて、乗り継ぎの飛行機に間に合わず、次の便で目的地へ向かいました。

バスケットボールやアメリカンフットボールの試合がTVで流れていると「ここは日本ではないな!」と実感します。

そして、この591mlのお水は3ドル。クレジットカードの明細を確認すると485円でした。
ちなみに一番安い飲み物はお水です。

目的地に着いたのは深夜。そして、到着した翌日は感謝祭!

ちゃっかりターキーなどたくさんご馳走になりました。美味しかったです!そして、週末はキャットショーへ。いつものごとく早朝に出発です。

日本にいてもアメリカにいても、やってることはたいして変わりません。

この日は朝焼けがとても綺麗でした。

今回の目的地はオハイオ州!キャットショーの話は次回に続きます!

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ヨーロピアンバーミーズの瞳の色

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ヨーロピアンバーミーズの瞳の色は、
EYE COLOR: yellow gold to amber. Lustrous and bright.
イエローゴールドから琥珀色にかけての、明るく輝く美しい色です。

では、成長とともに瞳の色がどのような変化をするのか、みてみましょう。

モデルは、毎日ゴロゴロしてばかりのスピカさん。出番だよ!!

『呼んだニャ?』

呼んだ呼んだ。協力お願いしますね。

まずはキツンブルー。右がスピカさん。(左はシリウス)
赤ちゃん猫のときは、キツンブルーと言われる青い瞳をしています。

綺麗ですねぇ。
そしてここからバーミーズは輝くゴールドの瞳へと変化していくのです。

ダダーン!!(ジャーン!だとJEANのことかと紛らわしかった)

青かった瞳が金色へと変化しています。まだ子猫時代のスピカです。

すこーし大きくなった頃。8か月~1歳くらいかなぁ。深みがありとても美しいカラーです。

ザ・バーミーズという目色をしています。豊かな深みのあるとても綺麗な色です。
いまのスピカは、、、というと。

薄い!

こんなに深みのあったゴールドが、

成長とともに、うすーい、ほぼ黄色になりました。光によってはゴールドに見えるときもあります。

不妊手術をしたら薄くなるという面もありますが、現役の子(不妊手術をしていない子)も加齢とともに薄くなる気がしています。もちろん個体差もあると思います。

毛色は濃くなるのに目色は薄くなる。不思議。
毎日一緒に過ごしていると気づきづらいですが、日々、彼らは変化しているんですねぇ・・・

『ニャは~!自分の目なんて見たことないニャー。』

目色だけではなく、体型もスリムからリトルチャビーに変化したスピカさんでした。

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シリウスと過ごすアメリカホテル滞在記

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アメリカでペットと過ごすホテル事情。
アメリカはペットフレンドリーな国なので、追加料金を支払えば犬猫と一緒に泊まれるホテルが多いです。
土足文化だからというのも関係しているんじゃないかな?と勝手に思っています。

シリウスをアメリカから連れて帰る日。
飛行機を乗り継ぐ必要があったので、合計16時間程度のフライトです。

『ボク、お腹すきそう。』
保安検査場を通るため、ハーネスをつける練習中のシリウス。
猫の飛行機移動は貨物扱いではなく、出来る限り客室を使うようプランを組みます。

16時間もキャリーバッグで過ごすのはしんどいかなぁと思って、今回は乗り継ぎに使う飛行場近くのホテルに1泊して、『フライト→ホテル→フライト』という日程で移動しました。

ホテルへ向かうためのシャトルバスを待ちます。

到着。空港が目の前です!
これならキャリーバッグで過ごす時間が最低限で済みます。

日本から持ってきていたソフトケージを広げます。

こんなかんじ。
日本から持参したのは『猫壱ポータフルケージ』
トランクに入るくらいとっても小さく折りたためるんですよ!

『ホテルではケージを使用しなければならない』というルールはないようですが、汚したら大変ですし、部屋に何がいるかもわからないので、シリウスのためにもケージを用意しました。
バスルームで過ごすという案もありますが、ケージがあれば同じ部屋で過ごせるので安心です。

ケージの下に厚めのビニール袋を敷きます。(この袋に使用したトイレ砂を捨てます。)

ご飯とお水をセットして、1晩ここで過ごしてもらいました。とはいえ、少し運動したいシリウス。

リラックス。シリウスは場所見知りも人見知りもしません。
もともと物怖じしない性格でしたが、アメリカで相当鍛えられたんだと思います。。。
一回りタフになって帰国しました。

シリウスが居るので部屋から出るのも心配だなぁ。。。と思い、この日の夜は空港で買った『Rocky Mountain Chocolate Factory』のアップルチョコレート。

かじると丸ごとリンゴ!

飲み物はお部屋のコーヒーで済ませて、シリウスとのんびり過ごしました。

出発の朝。シリウスは最後のアメリカ。
2年間どんな毎日だったんでしょうね。とてもいい子のままなので大切にしてもらったんだと思います。

最後のアメリカを楽しむシリウス。

いざ日本へ!!!2年間本当にお疲れ様。
いつかシリウスの血が繋がった子猫が日本へ来てくれることを願って。

日本に到着した後、お腹が減っていた彼はご飯をいっぱい食べてました。。。
緊張とは無縁のシリウスでした。

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チョコレートトーティシェルってどんな色?

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キャットショーに行った子が気になるところですが、チョコレートトーティシェルの魅力について書きたいと思います。
キャッテリーで初めてのチョコレートトーティシェル。ヨーロピアンバーミーズのパーティカラーの1つです。

チョコレートトーティシェルは、『(ミルク)チョコレートとレッド』の2色です。
憧れのレッド!レッドとはオレンジ・アプリコットのようなカラーのことを言います。とても鮮やかで綺麗なカラーです。

チョコレートトーティシェルのダイリュート(希釈色)が、ライラッククリームです。
(チョコレートのダイリュートがライラック。レッドのダイリュートがクリーム。)

模様の入り方で印象がだいぶ変わりますね。リボンさん(左)は鼻にピンクが入っています。
目の周りはレッドのカラーで顔のセンターにチョコレートが入るのが多いんでしょうかね。
ライラッククリームの子たちも目の周りはクリームでした。

日本ではパーティカラーは馴染みがないですが(そもそもヨーロピアンバーミーズに馴染みがない?!)、どうしてもチョコレートトーティシェルの子をキャッテリーからも誕生させたかったのです。

全体に綺麗なパッチが入っています。

毛色が違うと印象が変わるので、違う猫種のように思えるかもしれませんが、
彼らはアイシェイプ、ノーズストップ、イヤーセットとヨーロピアンバーミーズの特徴を体現しています。

まだまだ子猫なので、ここからどういう成長をしてくれるのかとっても楽しみです。

アーモンド、ありがとう!

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2024年春番外編~

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今回は番外編です。※猫は出てきません!

アメリカの動物病院などにも行ったのですが写真は撮れなかったので、、、いつものペットショップの写真を。
アメリカ国内には、『Petco』と『PetSmart』という大きなペットショップがあります。
フードコーナーの様子です。

日本でみかけるものや、みたことないもの。たくさんの種類があります。
値札をみると、缶詰1缶2~3ドルなので日本円だと300~500円ですね。
どこの国も良いフードは高価です。

人間の食べ物は、、、

ピザにアイスにカラフルなカップケーキ。

毎回行っている『Texas Roadhouse』。
お通し(?必ず配られるので日本でいうお通し的な)のパンとシナモンバターがとっても美味しいです。
日本にもあればいいのになといつも思います。

猫が出てこない番外編でした。

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