ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2023年②~

昨日に続いてキャットショーレポートです。
みんな大好きヨーロピアンバーミーズの子たちも頑張ってました!

まずはキツンから。

ライラッククリームの女の子。
ライラックとクリームの2色の子なので女の子ですね。

とっても素晴らしかったです!
顔はもちろんとっても可愛かったのですが、何がすごいって骨格が本当に素晴らしかったです。

胸まわりの筋肉や身体のバランスも非常に良くて、女の子でこんな子がいるのかと驚きました。
まだ6か月の子でしたがほとんどのリングでファイナルに残ってました。

チャンピオンシップでは。。。

ライラックの男の子が健闘していました。
この時点ではチャンピオンでしたが、次のショーではグランドチャンピオンになるでしょう。
見た目よりもかなり重量があったように感じました。凛としたとても美しい男の子でした。

そして、プレミアシップでは。。。

クリームの男の子!

この子は現役時代にGC、BWR、RWを獲っている素晴らしいショータイプの男の子。
引退してから初のキャットショーでした。おそらく4,5年はキャットショーに出ていなかったと思うのですが、急にショーにでてこの貫禄。

おもちゃで遊ぶの大好き!

いろんなものに興味津々。

たくさんの人がいても全然平気。

キャットショーを楽しむ様子をぜひご覧ください。
遊びに夢中です。

横の子が気になっていたのに審査台につれていかれてしまったボク。
ほとんどのリングでプレミア表彰されていました。

とてもフレンドリーなクリームの男の子。
穏やかで可愛くてファンになってしまいました。

陽気で賢くて人と遊ぶのが大好きなヨーロピアンバーミーズの子たち。
キャットショーで頑張るヨーロピアンバーミーズ編でした。

キャットショーレポートまだまだ続きます!

※当サイト内の画像や動画の転載はお控えいただければと存じます。

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~2023年①~

今年も去年に引き続き行ってまいりました。
ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅。

「ワタシたちのブログ、ちっとも更新されないニャ」

シャーちゃん、ごめんなさい。
ぼんやりしてたら1か月も空いてしまうところでした。

今回の学ぶ旅はキャットショーに行ってきたので猫ちゃんたちの写真とともに!
では、さっそく。

キャットショー会場へは車で7時間かけての移動です。
アメリカは広いですね。
前日に会場近くに到着。ペットフレンドリーのホテルに宿泊します。
もちろん猫ちゃんも一緒です。
(猫ちゃんはソフトケージの中で過ごします。)

ショー当日の朝。
7時30分から受付が始まり9時審査スタートでした。
早朝です!とっても寒かったです。

ひろーい会場です。
まだ人もまばら。

会場入り口には、CFAの猫ちゃんたちのタペストリーが飾られています。
今回のショーは一般の方が入場できる大きなキャットショーです。

一般入場者の方のために用意されたキャットショーガイド。
CFAは現在、45の血統種と、血統種以外のコンパニオンキャット(CCW)を公認しています。
42品種はチャンピオンシップ、プレミアシップ(去勢避妊猫部門)、キツン(生後4~8か月の子猫部門)、ベテランクラスに出場することができます。
3品種(カオマニー、ライコイ、トイボブ)は、非競技クラス(MiscellaneousまたはProvisional)に出場することができ、チャンピオンシップへの昇格を目指します。
★詳しくはこちら★

ショールールを説明したパネルや、

マナーガイドのパネルもありました。
キャットショーは写真を撮ることができますが猫ちゃんたちが驚かないよう配慮が必要です。
大きな声も控えましょう。

審査が始まる頃にはたくさんの人が猫ちゃんを観にきていてとても賑わっていました!

キャットショーでは気に入った猫種のブリーダーさんに声をかけて猫ちゃんをみせてもらったり、猫種について教えてもらったり活発なコミュニケーションが行われていました。

では、猫ちゃんの審査をみてきましょう。
今回のショーは6リングのショーだったので6名のジャッジによる審査がありました。

キツン部門の審査です。

長毛種のペルシャの子。
毛がふわふわです。まだ子猫だけど大きい子だなと思いました。

この子はバーミラ。
バーミーズの血が入っています。華やかでとっても可愛い子でした。

チャンピオンシップのメインクーン。
こちらも長毛種。毛がサラサラでとっても綺麗です。

この猫はプレミアシップの。。。

うーん、マンクス?
日本ではなかなか見かけることがない猫種ですがとても綺麗なコートカラーをしていました。

この子はベンガル。ベンガルは日本でも人気がありますね。

この子はデボンレックス。

カラーが違いますが、この子もデボンレックス。

たくさんのデボンレックスの子が出陳していました。
デボンレックスは日本でも人気がありますね。首まわりがシュっとしてますねぇ。

この子はオリエンタルショートヘアーの子。
大きな耳とスリムな身体が特徴的だなと思います。

ところで、ヨーロピアンバーミーズは??
もちろんヨーロピアンバーミーズも出陳していました!

ヨーロピアンバーミーズ編は明日に続きます。

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1歳のお誕生日おめでとう~ナッツシリーズ~ 

1年前の2月16日、マリちゃんから8匹の子猫が産まれました。
3時間というハイペースで産んでくれたマリちゃん。

「たくさんの赤ちゃん、産んだニャ」

マリちゃんもびっくり。

くっつきもっつき。
このくらい成長するとライラックとチョコレートの違いがハッキリわかります。

カラフルなカラーをつけていました。

一日中、兄弟猫たちとくっついたり遊んだり。
8匹もの子猫たちがあちこちに散らばってしまうので、大きなケージを設置しました。

マリちゃんと7匹の子猫が一緒に眠る横で、、、
1匹上の段に登ってしまったマカダミアナッツちゃん。

「何してるニャ??」

シャーちゃんが気にしてくれています。

1年って早いですね。

キャッテリーに残ったのは、アーモンドとヘーゼルナッツ。

みんな元気で過ごせますように。

1歳のお誕生日おめでとう!

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ヨーロピアンバーミーズ~どうして?カラー編~

せっかくのお休みなので、
サミ×マリベルの子は、なぜライラックとチョコレートなのか!
を書いてみたいと思います。

「それはパパとママがライラック色とチョコレート色だからニャ」

アーちゃん、得意げだね。
それも一理ありますが、ライラック×チョコレートだとチョコレート色しか産まれなかった可能性もあります。

「え!そうなの?シャーちゃんはライラックの色だからマリちゃんの子じゃないの?」

いいえ、間違いなくマリちゃんから産まれました。

「アタシがお腹痛めて産んだ子ニャ。」

ライラックはダイリュートカラーなので、これにはダイリュート遺伝子が関係しています。
少し詳しくみていきましょう!

まず、遺伝には『顕性遺伝(優性遺伝)』と『潜性遺伝(劣性遺伝)』があります。
Dダイリュート遺伝子は、
顕性遺伝が「D(ラージディ)」、潜性遺伝が「d(スモールディ)」です。

どの子も2つの組み合わせを持っています。

「DD」「Dd」=チョコレート
「dd」=ライラック

ライラックのサミ「dd」とかけあわせるので、
マリちゃんが「DD」の場合は、「Dd」のみ、全員がチョコレートカラーで産まれてきます。
マリちゃんが「Dd」の場合は、「Dd」と「dd」、ライラックの子が産まれてくることになるのです。

ではマリちゃんの毛色テストの結果をみてみましょう。

むむ。

「小さい「d」を持ってるニャ!!!!」

はい。だからシャーロットは間違いなくマリちゃんの子です。

ダイリュート遺伝子では、
ブラックはブルーに、レッドはクリームに、チョコレートはライラックに、
色が薄められます。

パスタシリーズのボンゴレちゃんとジェノベーゼ姉妹

チョコレートを薄めた色がライラックになるなんておもしろいですよね。

「勉強になったニャ」

今日は、「チョコレートとライラックについて」カラーのお話でした。

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ヨーロピアンバーミーズの眼病について

ヨーロピアンバーミーズは緑内障や流涙症、瞬膜脱出などの眼病にかかりやすいと言われています。

◆緑内障・・・目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気

◆流涙症・・・何らかの原因で作られる涙が過剰に増えたり、作られた涙がうまく鼻に排泄されなくなったりすると、常に涙が出ている状態の症状のこと

◆瞬膜脱出(チェリーアイ)・・・目頭にある瞬膜が何らかの原因で瞬膜が赤く腫れたり、外に飛び出したりする症状のこと

キャッテリーの子たちは・・・

「呼んだかニャ?」

「今日は何の用だニャ!」

先日、11月1日にお誕生日を迎えたライちゃんです。
3歳になりました。

キャッテリーでは唯一ライちゃんだけ目の症状がでる傾向にあります。
チェリーアイとまではいきませんが、ときどき炎症を起こして目を閉じてしまいます。

「ライちゃん、なんかお目目痛いニャ」

目をぎゅっと閉じて、少し涙がでています。


「助けてニャ」

すぐ助けるよ!ぎゅーっと目を閉じているので、やっぱり痛いのかな?

症状がでるのは、季節の変わり目が多いです。
「おかしいな」と思ったときは、すぐに常備している目薬をさします。
すると、次の日にはいつものライちゃんに戻っています。

前はすぐ病院へ行っていましたが、最近はまずは目薬、悪化しそうであれば獣医師へ連絡をして病院へ行きます。
予防は、免疫を落とさないようしっかりとご飯を食べさせて、室温に気を配るようにしています。

「ライちゃん、目が痛くなったら、治してほしいニャ」

うん。しっかり注意してみておきますね。
ヨーロピアンバーミーズの子がかかりやすい眼病のご紹介でした。

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バーミーズとヨーロピアンバーミーズの違い?

「なんだか今日も小難しい話をしようとしてるニャ」

昨日に続いて、バーミーズについて調べてみましょう!
日本でもよく知られているな国際的血統登録協会は「TICA」と「CFA」です。

◆TICA→バーミーズ
◆CFA→バーミーズ(アメリカンバーミーズ)とヨーロピアンバーミーズ

が猫種として存在しています。

「TICAにはヨーロピアンバーミーズは居ないのかニャ?マリちゃんはただの猫になるのかニャ?」

いえ、ただの猫にはなりません。
カプセルの子たちをTICAに猫を登録する場合、「バーミーズ」として登録されることになります。
オールバーミーズなのです。

「スピカ、そんなこと聞いてないニャーーー!!!!」

スピちゃん、ビックリしたね!
しかし、カプセルの子たちはCFAで血統を認定されているのだから「ヨーロピアンバーミーズ」の純血種として存在しています。

「スピカは血統が6代以上続いているれっきとしたヨーロピアンバーミーズだニャ。」

せっかくなのでもう少しだけ掘り下げてみます!

世界には他にも猫協会が存在しています。
そして、いくつかの猫協会が集まって構成されている大きな組織が、
「The World Cat Congress(WCC)」です。

FIFe、WCF、CFA、ACF、TICA、NZCF、CCCofA、GCCF、SACC
9つの猫協会で構成されています。

「ライちゃん、難しい話はキライニャ。寝んねするニャ。」

各協会のバーミーズ事情を調べてみました。
(おそらく、、、)

WCF→ヨーロピアンバーミーズ名義のみ 省略はBUR

そして、

FIFe/CCCA→バーミーズ名義のみ
しかしカラー分類はCFAのヨーロピアンバーミーズと同じブラウン、チョコレートやライラックなどのソリッドカラー、そしてトーティシェルです。
(CFAのバーミーズはセーブル等の4色のみです。)

わかりやすくカラーで説明してみましたが、同じ猫種でも団体が違えばスタンダード(お手本となるルックス、耳の位置や目の大きさなど)は異なります。

「話が長すぎだニャ。ご飯食べるニャ。」

もしかすると、バーミーズ(アメリカンバーミーズ)とヨーロピアンバーミーズと分かれて存在している団体は、
CFAだけなのかも。。。?
このへんはまだよくわからない。。。

「スピカはスピカだニャ!」

インスタグラムをみていると、海外の方は「バーミーズ」と紹介しているのにカラーがトーティシェルやクリームだったりするのは、登録している団体の違いではないかと思っています。

どうでしたか?
ヨーロピアンバーミーズと一緒に暮らすうえで、その猫ちゃんのことを深く知る要素のひとつになれば幸いです。

なぜ、CFAはヨーロピアンバーミーズを猫種として確立したのか、その理由に迫っていくとより猫種の魅力や特徴がクリアーに見えてくるように感じます。
それはまたの機会に!!

最後は、輝いていた頃のライラで!
明日からは、またキャッテリーの陽気な猫ちゃんたちの日常をお届けします。

「ライちゃんは今も輝いてるニャ。」

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Breed Councils~猫種評議会~

「今日は何の話だニャ。難しそうだニャ。」

キャッテリーを登録しているCFAという団体には、猫種評議会があります。
ブリードカウンシルズです。

「それ、マリちゃんにも関係アル?」

CFAブリードカウンシルズは、選択した品種/部門のセクションで経験を積み、CFA規約で定められたその他の資格要件を満たした個人で構成されています。

Cattery CAPSULEのメンバーも資格要件を満たすことができまして、本年度からカウンシルとして活動しています。
もちろん、選択した品種は「ヨーロピアンバーミーズ」です。

各猫種評議会は、個々のブリーダーからの意見や提案をセクレタリーを介して理事会に伝え、猫種の進歩に合わせて猫種標準が更新されます。

猫種標準、つまりスタンダードというやつですね。
その猫種のお手本となるようなルックスです。

「どうー?僕はお手本になるー?」

最近、ミーティングが行われたので参加しました。
アメリカで行われたミーティングなので、オンライン参加なのですが、、、
時差があるため開始時間は夜中の3時です。

猫種を維持し存続していくために、先人のブリーダーさんたちの努力や研究を知り、いろいろなことを考えているのだなぁととても勉強になる有意義な時間でした。
有意義、、、といってもネイティブイングリッシュなので、同時翻訳機を駆使しなんとか理解した感じです。
(便利な世の中で良かったです。)
猫種を守っていくうえでどうしていけばいいか、ブリーダーさんたちの考えやビジョンに触れることができました。

あともう少し英語ができればなぁ。。。これは人間の課題ですね。

ヨーロピアンバーミーズは少数派の猫種です。バーミーズとは別の猫種です。
マイクロチップ環境省の猫の品種表をご覧ください。
「ヨーロピアンバーミーズ」という猫種です。

こちらは日本獣医師会。

ね。違う猫種なのです。
CFAでは違う猫種として扱われていますが、日本のマイクロチップの品種でも別の品種として存在しています。
ヨーロピアンバーミーズは、とても愛情深く、賢い猫種です。

バーミーズってまとめられがちなのですが、、、
それはなぜなのか?

続きは明日!

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グランドチャンピョンおめでとう~シリウス編②~

尻尾を怪我してしまったシリウス。

命に関わる怪我ではないので、ペットとしてお家で楽しく過ごしてくれればいいと思えるようになった頃でした。
なんと尻尾は元通りに!
「治るかもしれないわよ」と言ってもらえたことに本当に感謝しています。
希望をもって彼を育てることができました。
(彼の血統は繋げたいということでアメリカに行くことに変わりはなかったのですが。)

キャットショーでの尻尾を触られる審査も無事にパスしました!
ここまでくれば安心です。

尻尾をチェックされるシリウス

尻尾の腫れがひいて、まっすぐになるのには1か月半くらいかかったでしょうか。
本当に胸が痛くなる出来事でした。
この出来事から「自由にのびのび」という考えが少し変わりました。

子猫は自由に駆け回る遊びはもちろん大事だけど、
怪我しないように管理してあげることもとても大切なんだな、と。反省です。

そのあとのシリウスは日本でのキャットショーで素晴らしい成績を残し、キツン部門の途中でアメリカへ旅立ちました。

空港での保安検査場でハーネスをつけようか迷っていたので、練習したシリウス。
結局ハーネスはつけず、抱っこだけで大丈夫でした。

彼の渡米をアメリカのブリーダーさんはとても喜んでくれました。
何より、彼の両親はともにアメリカから来てくれた猫ちゃんなので、血統をつなげてアメリカへ戻せたことが本当に良かったなぁと思っています。

シリウスは今もシリウスという名前です。
『光り輝いてほしい』と願いをこめて付けました。

シーちゃん、頑張れ!
会いに行くからそれまで元気で。

1歳になったスターシリーズのお話でした。お誕生日おめでとう!

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グランドチャンピョンおめでとう~シリウス編①~

スピカが1歳になったということは、一緒に産まれたシリウスも1歳。
いま、シリウスはアメリカのキャッテリーで暮らしています。

他のキャッテリーで暮らす猫ちゃんとして、アメリカでキャットショーに出してもらい、
今年の夏グランドチャンピョンになりました。
頑張ったね、本当におめでとう!

アメリカのキャットショーで頑張るシリウス。大きくなりました!大人部門での様子です。

産まれた日の写真。ホリーさんお疲れ様でした。

日本で、キツンの部門(4~8か月)を終らせてからアメリカに連れていくことも考えましたが、
「また移動に規制がかかってしまったら連れていくことができなくなるかもしれない」と思い、行けるうちに連れて行きました。

左がスピカ。右がシリウス。

スピカと二人、仲良く育ちました。

このころには、アメリカ行きが決まっていたと思います。

幸せいっぱいのシリウス。この写真が大好きです。

生後2か月がたち、何もかもが楽しく、駆け回って遊び始めた頃に事件は起きました。
12月初旬の日曜日。掃除を終え2時間ほど休憩していたのですが、気づくとシリウスの様子がおかしい。
抱き上げたら「ガーーー」という声をあげたのです。
ん?と思い、しっかりと彼をみたら、、、尻尾がぶらーんと立ち上がることなくぶら下がったままでした。

怪我した???!

ビックリして何が起きたのかわかりませんでした。

「どうしてシリウスだけテントに入っているのかしら?」
心配でシリウスから離れないホリーさん。
部屋で自由にさせるとスピカと遊んでしまうので、安静にしてほしくてテントへ。

偶然にもその日、他の猫ちゃんのエコー検査(妊娠してるかの検査)の予約が入っていたので、一緒にシリウスを病院へ連れて行くことに。。。

先生「ん-、打撲か骨折か。。。でも少し動いてるから骨折ではないかもしれない。このまま動かなかったら脱尾も考えないと。」

翌日になっても尻尾が動かなかったらまた連れてきてくださいと消炎剤の注射をうってもらって様子をみることに。

悲しくて悲しくて、ただ見守ることしかできませんでした。
ドアに挟んだ?と聞かれましたが、ドアを開閉していないのでそれはないんですよね。
何がおきてこうなったのかは今もわかりません。

尻尾が腫れているのがわかりますか?赤丸部分です。
60度に曲がっていました。そして折れるように腫れあがっていました。

翌日にはしっぽが動いていたので、脱尾は免れました。
でも、この子はキャットショーに出る子。尻尾にコブがあれば出すことはできません。

ショーに出してタイトルがつけば、シリウスのその後の猫生が豊かなものにもなるでしょうし、彼から産まれる子猫たちの運命にも影響があるかもしれません。
申し訳ないことをしてしまった、、、とすごく落ち込みました。

部屋を自由にさせると腫れも引かないし、悪化するかもしれないので、
人がみていないときだけ、ケージでお昼寝してもらいました。

シリウスだけケージに居れていたのだけど、スピカが鳴いてケージから離れなかったので一緒に。
兄妹ってほんとに仲良し。なんでも一緒。

そして、お引越し先のアメリカのブリーダーさんへ尻尾の話をしました。
「尻尾を怪我してしまった、ショーには出せないかもしれない。ただ後天的な怪我だからスタッドとしては活躍できるかもしれない。」と。すると、、、

「その尻尾は治るかもしれない。治ったらショーにも出せるわ。」

え?いやいや、60度曲がってるし、ぼこって膨れてるし。
でも、猫のベテランブリーダーさんがそういうのなら治るのかもしれない、となぜか素直に思うことができて、
シリウスが無理をしないよう育てることにしました。

長くなってきたので、明日へ続きます!

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~アメリカ編~

キャッテリーカプセル、ヨーロピアンバーミーズを学びにアメリカへ行ってきました!
(ブログの更新が止まっていたときです。)

日本では数少ないヨーロピアンバーミーズ。
猫種について学ぶ機会も少なく、見たことがないカラーの子もいます。

CFAのスタンダードは紙面上ではわかるけれど、実際にディスカッションする相手が少ない。
というわけで、、、

10日間ほど、アメリカのベテランブリーダーさんのところで学んできました。
朝のお世話、夜のお世話を一緒にやらせてもらって、気になっていたことをたくさん聞くことができました!!!

・・・ん。。。
そうですね、
学んだことがほぼブリードに関することや、スタンダードに関することだったので、具体的に書くような内容はないのですがw

ベテランブリーダーさんなのでとにかく猫の扱いがとっても上手。
普通は、猫に触りたいときって「おいで~」と言いつつ自ら寄っていきませんか?
そして人が手を伸ばして抱き上げてませんか?

ブリーダーさんは、猫を高めの台に登るように誘導して、猫にノビーっと前脚を人間の肩にかけさせてから抱っこしていました。
その一連の動きが本当にお見事なのです。
そして、どの子も懐っこくてとても可愛かったです。

同じ血統の子がキャッテリーカプセルにもいるので、ブリードプログラムについても相談にのってもらい、とても有意義な時間を過ごすことができました。

他のキャッテリーの写真をばんばんネットに載せるのもモラルに反する気がするので、少し前に行ったアメリカのワールドキャットショーの写真を。

世界から猫が集まります!このときは850匹くらいだったかな。(少ないほうらしいです)
上から吊るされている旗が猫種エリアの目印です。

ありました、ヨーロピアンバーミーズ。
ここへ行くと、、、 

ヨーロピアンバーミーズの紹介ボードがあります。
これをみるだけでもワクワクしますね。

審査されているクリームの、、、男の子?かな。
このときのキャットショーにでていたヨーロピアンバーミーズはそんなに多くはなかった気がします。

これまでのブリーダーさんが、素晴らしいヨーロピアンバーミーズの血を残してくれています。
この猫種と縁があったからには、ヨーロピアンバーミーズという猫種を守っていきたいなーと思います。

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