ヨーロピアンバーミーズ~どうして?カラー編~

せっかくのお休みなので、
サミ×マリベルの子は、なぜライラックとチョコレートなのか!
を書いてみたいと思います。

「それはパパとママがライラック色とチョコレート色だからニャ」

アーちゃん、得意げだね。
それも一理ありますが、ライラック×チョコレートだとチョコレート色しか産まれなかった可能性もあります。

「え!そうなの?シャーちゃんはライラックの色だからマリちゃんの子じゃないの?」

いいえ、間違いなくマリちゃんから産まれました。

「アタシがお腹痛めて産んだ子ニャ。」

ライラックはダイリュートカラーなので、これにはダイリュート遺伝子が関係しています。
少し詳しくみていきましょう!

まず、遺伝には『顕性遺伝(優性遺伝)』と『潜性遺伝(劣性遺伝)』があります。
Dダイリュート遺伝子は、
顕性遺伝が「D(ラージディ)」、潜性遺伝が「d(スモールディ)」です。

どの子も2つの組み合わせを持っています。

「DD」「Dd」=チョコレート
「dd」=ライラック

ライラックのサミ「dd」とかけあわせるので、
マリちゃんが「DD」の場合は、「Dd」のみ、全員がチョコレートカラーで産まれてきます。
マリちゃんが「Dd」の場合は、「Dd」と「dd」、ライラックの子が産まれてくることになるのです。

ではマリちゃんの毛色テストの結果をみてみましょう。

むむ。

「小さい「d」を持ってるニャ!!!!」

はい。だからシャーロットは間違いなくマリちゃんの子です。

ダイリュート遺伝子では、
ブラックはブルーに、レッドはクリームに、チョコレートはライラックに、
色が薄められます。

パスタシリーズのボンゴレちゃんとジェノベーゼ姉妹

チョコレートを薄めた色がライラックになるなんておもしろいですよね。

「勉強になったニャ」

今日は、「チョコレートとライラックについて」カラーのお話でした。

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ヨーロピアンバーミーズの眼病について

ヨーロピアンバーミーズは緑内障や流涙症、瞬膜脱出などの眼病にかかりやすいと言われています。

◆緑内障・・・目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気

◆流涙症・・・何らかの原因で作られる涙が過剰に増えたり、作られた涙がうまく鼻に排泄されなくなったりすると、常に涙が出ている状態の症状のこと

◆瞬膜脱出(チェリーアイ)・・・目頭にある瞬膜が何らかの原因で瞬膜が赤く腫れたり、外に飛び出したりする症状のこと

キャッテリーの子たちは・・・

「呼んだかニャ?」

「今日は何の用だニャ!」

先日、11月1日にお誕生日を迎えたライちゃんです。
3歳になりました。

キャッテリーでは唯一ライちゃんだけ目の症状がでる傾向にあります。
チェリーアイとまではいきませんが、ときどき炎症を起こして目を閉じてしまいます。

「ライちゃん、なんかお目目痛いニャ」

目をぎゅっと閉じて、少し涙がでています。


「助けてニャ」

すぐ助けるよ!ぎゅーっと目を閉じているので、やっぱり痛いのかな?

症状がでるのは、季節の変わり目が多いです。
「おかしいな」と思ったときは、すぐに常備している目薬をさします。
すると、次の日にはいつものライちゃんに戻っています。

前はすぐ病院へ行っていましたが、最近はまずは目薬、悪化しそうであれば獣医師へ連絡をして病院へ行きます。
予防は、免疫を落とさないようしっかりとご飯を食べさせて、室温に気を配るようにしています。

「ライちゃん、目が痛くなったら、治してほしいニャ」

うん。しっかり注意してみておきますね。
ヨーロピアンバーミーズの子がかかりやすい眼病のご紹介でした。

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バーミーズとヨーロピアンバーミーズの違い?

「なんだか今日も小難しい話をしようとしてるニャ」

昨日に続いて、バーミーズについて調べてみましょう!
日本でもよく知られているな国際的血統登録協会は「TICA」と「CFA」です。

◆TICA→バーミーズ
◆CFA→バーミーズ(アメリカンバーミーズ)とヨーロピアンバーミーズ

が猫種として存在しています。

「TICAにはヨーロピアンバーミーズは居ないのかニャ?マリちゃんはただの猫になるのかニャ?」

いえ、ただの猫にはなりません。
カプセルの子たちをTICAに猫を登録する場合、「バーミーズ」として登録されることになります。
オールバーミーズなのです。

「スピカ、そんなこと聞いてないニャーーー!!!!」

スピちゃん、ビックリしたね!
しかし、カプセルの子たちはCFAで血統を認定されているのだから「ヨーロピアンバーミーズ」の純血種として存在しています。

「スピカは血統が6代以上続いているれっきとしたヨーロピアンバーミーズだニャ。」

せっかくなのでもう少しだけ掘り下げてみます!

世界には他にも猫協会が存在しています。
そして、いくつかの猫協会が集まって構成されている大きな組織が、
「The World Cat Congress(WCC)」です。

FIFe、WCF、CFA、ACF、TICA、NZCF、CCCofA、GCCF、SACC
9つの猫協会で構成されています。

「ライちゃん、難しい話はキライニャ。寝んねするニャ。」

各協会のバーミーズ事情を調べてみました。
(おそらく、、、)

WCF→ヨーロピアンバーミーズ名義のみ 省略はBUR

そして、

FIFe/CCCA→バーミーズ名義のみ
しかしカラー分類はCFAのヨーロピアンバーミーズと同じブラウン、チョコレートやライラックなどのソリッドカラー、そしてトーティシェルです。
(CFAのバーミーズはセーブル等の4色のみです。)

わかりやすくカラーで説明してみましたが、同じ猫種でも団体が違えばスタンダード(お手本となるルックス、耳の位置や目の大きさなど)は異なります。

「話が長すぎだニャ。ご飯食べるニャ。」

もしかすると、バーミーズ(アメリカンバーミーズ)とヨーロピアンバーミーズと分かれて存在している団体は、
CFAだけなのかも。。。?
このへんはまだよくわからない。。。

「スピカはスピカだニャ!」

インスタグラムをみていると、海外の方は「バーミーズ」と紹介しているのにカラーがトーティシェルやクリームだったりするのは、登録している団体の違いではないかと思っています。

どうでしたか?
ヨーロピアンバーミーズと一緒に暮らすうえで、その猫ちゃんのことを深く知る要素のひとつになれば幸いです。

なぜ、CFAはヨーロピアンバーミーズを猫種として確立したのか、その理由に迫っていくとより猫種の魅力や特徴がクリアーに見えてくるように感じます。
それはまたの機会に!!

最後は、輝いていた頃のライラで!
明日からは、またキャッテリーの陽気な猫ちゃんたちの日常をお届けします。

「ライちゃんは今も輝いてるニャ。」

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Breed Councils~猫種評議会~

「今日は何の話だニャ。難しそうだニャ。」

キャッテリーを登録しているCFAという団体には、猫種評議会があります。
ブリードカウンシルズです。

「それ、マリちゃんにも関係アル?」

CFAブリードカウンシルズは、選択した品種/部門のセクションで経験を積み、CFA規約で定められたその他の資格要件を満たした個人で構成されています。

Cattery CAPSULEのメンバーも資格要件を満たすことができまして、本年度からカウンシルとして活動しています。
もちろん、選択した品種は「ヨーロピアンバーミーズ」です。

各猫種評議会は、個々のブリーダーからの意見や提案をセクレタリーを介して理事会に伝え、猫種の進歩に合わせて猫種標準が更新されます。

猫種標準、つまりスタンダードというやつですね。
その猫種のお手本となるようなルックスです。

「どうー?僕はお手本になるー?」

最近、ミーティングが行われたので参加しました。
アメリカで行われたミーティングなので、オンライン参加なのですが、、、
時差があるため開始時間は夜中の3時です。

猫種を維持し存続していくために、先人のブリーダーさんたちの努力や研究を知り、いろいろなことを考えているのだなぁととても勉強になる有意義な時間でした。
有意義、、、といってもネイティブイングリッシュなので、同時翻訳機を駆使しなんとか理解した感じです。
(便利な世の中で良かったです。)
猫種を守っていくうえでどうしていけばいいか、ブリーダーさんたちの考えやビジョンに触れることができました。

あともう少し英語ができればなぁ。。。これは人間の課題ですね。

ヨーロピアンバーミーズは少数派の猫種です。バーミーズとは別の猫種です。
マイクロチップ環境省の猫の品種表をご覧ください。
「ヨーロピアンバーミーズ」という猫種です。

こちらは日本獣医師会。

ね。違う猫種なのです。
CFAでは違う猫種として扱われていますが、日本のマイクロチップの品種でも別の品種として存在しています。
ヨーロピアンバーミーズは、とても愛情深く、賢い猫種です。

バーミーズってまとめられがちなのですが、、、
それはなぜなのか?

続きは明日!

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グランドチャンピオンおめでとう~シリウス編②~

尻尾を怪我してしまったシリウス。

命に関わる怪我ではないので、ペットとしてお家で楽しく過ごしてくれればいいと思えるようになった頃でした。
なんと尻尾は元通りに!
「治るかもしれないわよ」と言ってもらえたことに本当に感謝しています。
希望をもって彼を育てることができました。
(彼の血統は繋げたいということでアメリカに行くことに変わりはなかったのですが。)

キャットショーでの尻尾を触られる審査も無事にパスしました!
ここまでくれば安心です。

尻尾をチェックされるシリウス

尻尾の腫れがひいて、まっすぐになるのには1か月半くらいかかったでしょうか。
本当に胸が痛くなる出来事でした。
この出来事から「自由にのびのび」という考えが少し変わりました。

子猫は自由に駆け回る遊びはもちろん大事だけど、
怪我しないように管理してあげることもとても大切なんだな、と。反省です。

そのあとのシリウスは日本でのキャットショーで素晴らしい成績を残し、キツン部門の途中でアメリカへ旅立ちました。

空港での保安検査場でハーネスをつけようか迷っていたので、練習したシリウス。
結局ハーネスはつけず、抱っこだけで大丈夫でした。

彼の渡米をアメリカのブリーダーさんはとても喜んでくれました。
何より、彼の両親はともにアメリカから来てくれた猫ちゃんなので、血統をつなげてアメリカへ戻せたことが本当に良かったなぁと思っています。

シリウスは今もシリウスという名前です。
『光り輝いてほしい』と願いをこめて付けました。

シーちゃん、頑張れ!
会いに行くからそれまで元気で。

1歳になったスターシリーズのお話でした。お誕生日おめでとう!

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グランドチャンピオンおめでとう~シリウス編①~

スピカが1歳になったということは、一緒に産まれたシリウスも1歳。
いま、シリウスはアメリカのキャッテリーで暮らしています。

他のキャッテリーで暮らす猫ちゃんとして、アメリカでキャットショーに出してもらい、
今年の夏グランドチャンピオンになりました。
頑張ったね、本当におめでとう!

アメリカのキャットショーで頑張るシリウス。大きくなりました!大人部門での様子です。

産まれた日の写真。ホリーさんお疲れ様でした。

日本で、キツンの部門(4~8か月)を終らせてからアメリカに連れていくことも考えましたが、
「また移動に規制がかかってしまったら連れていくことができなくなるかもしれない」と思い、行けるうちに連れて行きました。

左がスピカ。右がシリウス。

スピカと二人、仲良く育ちました。

このころには、アメリカ行きが決まっていたと思います。

幸せいっぱいのシリウス。この写真が大好きです。

生後2か月がたち、何もかもが楽しく、駆け回って遊び始めた頃に事件は起きました。
12月初旬の日曜日。掃除を終え2時間ほど休憩していたのですが、気づくとシリウスの様子がおかしい。
抱き上げたら「ガーーー」という声をあげたのです。
ん?と思い、しっかりと彼をみたら、、、尻尾がぶらーんと立ち上がることなくぶら下がったままでした。

怪我した???!

ビックリして何が起きたのかわかりませんでした。

「どうしてシリウスだけテントに入っているのかしら?」
心配でシリウスから離れないホリーさん。
部屋で自由にさせるとスピカと遊んでしまうので、安静にしてほしくてテントへ。

偶然にもその日、他の猫ちゃんのエコー検査(妊娠してるかの検査)の予約が入っていたので、一緒にシリウスを病院へ連れて行くことに。。。

先生「ん-、打撲か骨折か。。。でも少し動いてるから骨折ではないかもしれない。このまま動かなかったら脱尾も考えないと。」

翌日になっても尻尾が動かなかったらまた連れてきてくださいと消炎剤の注射をうってもらって様子をみることに。

悲しくて悲しくて、ただ見守ることしかできませんでした。
ドアに挟んだ?と聞かれましたが、ドアを開閉していないのでそれはないんですよね。
何がおきてこうなったのかは今もわかりません。

尻尾が腫れているのがわかりますか?赤丸部分です。
60度に曲がっていました。そして折れるように腫れあがっていました。

翌日にはしっぽが動いていたので、脱尾は免れました。
でも、この子はキャットショーに出る子。尻尾にコブがあれば出すことはできません。

ショーに出してタイトルがつけば、シリウスのその後の猫生が豊かなものにもなるでしょうし、彼から産まれる子猫たちの運命にも影響があるかもしれません。
申し訳ないことをしてしまった、、、とすごく落ち込みました。

部屋を自由にさせると腫れも引かないし、悪化するかもしれないので、
人がみていないときだけ、ケージでお昼寝してもらいました。

シリウスだけケージに居れていたのだけど、スピカが鳴いてケージから離れなかったので一緒に。
兄妹ってほんとに仲良し。なんでも一緒。

そして、お引越し先のアメリカのブリーダーさんへ尻尾の話をしました。
「尻尾を怪我してしまった、ショーには出せないかもしれない。ただ後天的な怪我だからスタッドとしては活躍できるかもしれない。」と。すると、、、

「その尻尾は治るかもしれない。治ったらショーにも出せるわ。」

え?いやいや、60度曲がってるし、ぼこって膨れてるし。
でも、猫のベテランブリーダーさんがそういうのなら治るのかもしれない、となぜか素直に思うことができて、
シリウスが無理をしないよう育てることにしました。

長くなってきたので、明日へ続きます!

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~番外編~

ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅。
猫ちゃんの話とは関係ないですが、、、せっかくなので。

アメリカではマスク着用の必要がなくなりコロナが落ち着き始めた頃でしたが、
空港はガラガラ。

閑散としていました。

そんななか、ちょっとした観光をしたり、

動物園に行ったり、

アメリカっぽいものを食べたり、

ヨーロピアンバーミーズ以外のこともちょっとだけ楽しんできました。

「ロッキーマウンテンチョコレートファクトリー」
チョコの塊にピーナツバターが入っているという激甘スイーツ。美味しかったです。
日本にもあればいいのにな。

機内食のピザ。

~おまけ~
今回の渡米は、、、コロナ検査のおかげで+5万くらいかかってしまいました。。。
出発の前日にコロナ検査&海外用の陰性証明書を発行してもらい、帰国の72時間以内にアメリカでもコロナ検査&陰性証明書を発行してもらいました。
羽田空港でもコロナ検査。着陸してから、日本に入国するのに3時間かかりました。

「だからブログさぼってたんだニャ!」
そうそう、ごめんね。無事に帰ってきて来れて良かったです。

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ヨーロピアンバーミーズを学ぶ旅~アメリカ編~

キャッテリーカプセル、ヨーロピアンバーミーズを学びにアメリカへ行ってきました!
(ブログの更新が止まっていたときです。)

日本では数少ないヨーロピアンバーミーズ。
猫種について学ぶ機会も少なく、見たことがないカラーの子もいます。

CFAのスタンダードは紙面上ではわかるけれど、実際にディスカッションする相手が少ない。
というわけで、、、

10日間ほど、アメリカのベテランブリーダーさんのところで学んできました。
朝のお世話、夜のお世話を一緒にやらせてもらって、気になっていたことをたくさん聞くことができました!!!

・・・ん。。。
そうですね、
学んだことがほぼブリードに関することや、スタンダードに関することだったので、具体的に書くような内容はないのですがw

ベテランブリーダーさんなのでとにかく猫の扱いがとっても上手。
普通は、猫に触りたいときって「おいで~」と言いつつ自ら寄っていきませんか?
そして人が手を伸ばして抱き上げてませんか?

ブリーダーさんは、猫を高めの台に登るように誘導して、猫にノビーっと前脚を人間の肩にかけさせてから抱っこしていました。
その一連の動きが本当にお見事なのです。
そして、どの子も懐っこくてとても可愛かったです。

同じ血統の子がキャッテリーカプセルにもいるので、ブリードプログラムについても相談にのってもらい、とても有意義な時間を過ごすことができました。

他のキャッテリーの写真をばんばんネットに載せるのもモラルに反する気がするので、少し前に行ったアメリカのワールドキャットショーの写真を。

世界から猫が集まります!このときは850匹くらいだったかな。(少ないほうらしいです)
上から吊るされている旗が猫種エリアの目印です。

ありました、ヨーロピアンバーミーズ。
ここへ行くと、、、 

ヨーロピアンバーミーズの紹介ボードがあります。
これをみるだけでもワクワクしますね。

審査されているクリームの、、、男の子?かな。
このときのキャットショーにでていたヨーロピアンバーミーズはそんなに多くはなかった気がします。

これまでのブリーダーさんが、素晴らしいヨーロピアンバーミーズの血を残してくれています。
この猫種と縁があったからには、ヨーロピアンバーミーズという猫種を守っていきたいなーと思います。

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ヨーロピアンバーミーズの特徴

いままで、こんな場面はありませんでしたか?

A「ヨーロピアンバーミーズ飼ってるの」
B「へ~、どんな猫?」
A「うーんと、この子だよ(写真を見せる)」
B「へ~、この猫とどう違うの??」
A「!!!!」

Bは、ネットで検索したトンキニーズやアメリカンバーミーズの画像をみせてきたのです!

絶体絶命のピンチに驚きを隠せないシャーロット

そんな質問に答えるため、ヨーロピアンバーミーズについて言語化していきたいと思います!
(Cattery CAPSULEはCFAのスタンダードに沿ったブリードを行っていますので、CFAのスタンダードでのご紹介になります!)

①トンキニーズとヨーロピアンバーミーズの違いについて

ずばり、一番わかりやすいのは目色ではないでしょうか。

トンキニーズ・・・アクア、ブルー、グリーンからイエロー /グリーン
ヨーロピアンバーミーズ・・・イエローゴールドからアンバー

ヨーロピアンバーミーズの目色はイエロー系の子しかいないのです。(←とてもざっくり)
ブリードするときは緑色がでないように気を付けなければなりません。

ほかにも毛色の違いなどがありますが、トンキニーズにあってヨーロピアンバーミーズにないもの。
トンキニーズにはソリッドカラー(単色毛)の他に、ポイントカラーがあるのです。
ポイントカラーとは、顔や手足、両耳、しっぽなど、体から飛び出した部分に色がつくことです。

トンキニーズに挟まれるシリウス

他にも細かいルールはありますが、

「目の色がブルーからグリーンぽいのがトンキニーズ!黄色っぽいのがヨーロピアンバーミーズ!」

というのが一番わかりやすいかなと思います。どうでしょう。
さてお次は、、、

②バーミーズとヨーロピアンバーミーズの違いについて

これは少し難易度が高いかもしれません!
また目色で見分けたらいいんじゃないの?と思ったあなた。
それはとても難しいのです。

なぜなら、
アメリカンバーミーズ・・・イエローからゴールド
ヨーロピアンバーミーズ・・・イエローゴールドからアンバー

ゴールドの子だと目色では見分けられませんね。
ここからまた詳しく、深みがあって等々ルールがありますが、ざっくり同じ!ぱっと見同じ!
じゃあどう見分けたらいいのか。。。

ヨーロピアンバーミーズにあって、アメリカンバーミーズにないもの!
ヨーロピアンバーミーズにはソリッドカラー(単色毛)の他に、トーティカラーがあるのです。二毛のことです。

写真の左側はホリーさん。
ホリーは、ライラックリームという毛色で、二毛です。
明度の違いがあまりないニ毛なのでわかりづらいかもしれませんが、この二毛はアメリカンバーミーズにはありません。(ちなみにトンキニーズにもありません)

画像が荒いですが、、、むかーし行ったアメリカのキャットショーでみたチョコレートトーティの女の子。
ホリーさんよりわかりやすいですよね。
トーティカラーは女の子限定です。

B「じゃあさ、ソリッドカラー(単色毛)の子はどうやって見分ければいいの?」

ふたたび、絶体絶命のピンチに驚きを隠せないシャーロット

・・・
・・・・・
それはもうみなさんの目を養ってもらうしか、、、
・・・・・

うーん、シルエットで見分けるしかないのですが(たぶん)、目型が特徴的かなぁと思います。

アメリカンバーミーズ・・・⽬は⼤きく、遠く離れて位置し、⽬の開きは丸味を帯びている
ヨーロピアンバーミーズ・・・上のラインはわすかにカーブして、⿐に向かってオリエンタルのような傾き
がある。下側のラインは丸くなっている

左がアメリカンバーミーズ、右がヨーロピアンバーミーズです。
ヨーロピアンバーミーズの目型は、上側がアーモンド型なのです。

ピンとこない方はこちらをクリック!
ヨーロピアンバーミーズのスタンダード
★アメリカンバーミーズのスタンダード

あ、ちなみに、
クリームとレッドのソリッドカラーはアメリカンバーミーズにはいません。

カラーのネーミングも微妙に違いますw
ヨーロピアンバーミーズでいうチョコレートのような色は、アメリカンバーミーズではシャンペーンと呼ばれていたり。

猫種って奥深いですね。。。

カラーについて知りたい方はこちらをクリック!
★ヨーロピアンバーミーズカラー

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キャットショーでの様子

こんなかんじで、審査中以外は待機場所で過ごします。

myケージを持っていきます。

審査では尻尾を丸めてしまうスピカもこの中ではとっても楽しそう。

夢中で遊ぶスピカ。

ショーの日は、ショーに連れて行った子と過ごす時間が長いのでとても大切な時間です。

頑張ったご褒美に大好きなおやつもたくさんあげます。

スピカはショー会場でも大好きなベニソンをたくさん食べてました。

(あ、器で食べてないのは見なかったことにしてくださいw)

2匹にはもう少しだけショーに付き合ってもらう予定です。

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