Breed Councils~猫種評議会~

「今日は何の話だニャ。難しそうだニャ。」

キャッテリーを登録しているCFAという団体には、猫種評議会があります。
ブリードカウンシルズです。

「それ、マリちゃんにも関係アル?」

CFAブリードカウンシルズは、選択した品種/部門のセクションで経験を積み、CFA規約で定められたその他の資格要件を満たした個人で構成されています。

Cattery CAPSULEのメンバーも資格要件を満たすことができまして、本年度からカウンシルとして活動しています。
もちろん、選択した品種は「ヨーロピアンバーミーズ」です。

各猫種評議会は、個々のブリーダーからの意見や提案をセクレタリーを介して理事会に伝え、猫種の進歩に合わせて猫種標準が更新されます。

猫種標準、つまりスタンダードというやつですね。
その猫種のお手本となるようなルックスです。

「どうー?僕はお手本になるー?」

最近、ミーティングが行われたので参加しました。
アメリカで行われたミーティングなので、オンライン参加なのですが、、、
時差があるため開始時間は夜中の3時です。

猫種を維持し存続していくために、先人のブリーダーさんたちの努力や研究を知り、いろいろなことを考えているのだなぁととても勉強になる有意義な時間でした。
有意義、、、といってもネイティブイングリッシュなので、同時翻訳機を駆使しなんとか理解した感じです。
(便利な世の中で良かったです。)
猫種を守っていくうえでどうしていけばいいか、ブリーダーさんたちの考えやビジョンに触れることができました。

あともう少し英語ができればなぁ。。。これは人間の課題ですね。

ヨーロピアンバーミーズは少数派の猫種です。バーミーズとは別の猫種です。
マイクロチップ環境省の猫の品種表をご覧ください。
「ヨーロピアンバーミーズ」という猫種です。

こちらは日本獣医師会。

ね。違う猫種なのです。
CFAでは違う猫種として扱われていますが、日本のマイクロチップの品種でも別の品種として存在しています。
ヨーロピアンバーミーズは、とても愛情深く、賢い猫種です。

バーミーズってまとめられがちなのですが、、、
それはなぜなのか?

続きは明日!

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ヨーロピアンバーミーズはとても賢い猫種です??

The European Burmese is a very affectionate, intelligent, and loyal cat.

ヨーロピアンバーミーズは、とても愛情深く、賢く、忠実な猫です。

European Burmese

と紹介されているのをご存じですか?
何度もいいます。賢い猫種だと!

私が憧れている猫の訓練所がアメリカにあります。
猫の行動としつけのスペシャリストがいらっしゃるそうです。

すごくないですか?

そしてお気づきですか?
この猫ちゃん、とても賢いこの猫ちゃんがヨーロピアンバーミーズだということに!!

賢いのです!何度みても素晴らしいですね。

さて、うちのヨーロピアンバーミーズたちは、、、
ここにひとつのアジリティグッズがあります。

おやつを隠して、猫ちゃんがギミックを解いておやつをゲットするという、知的おもちゃです。

あれ。スピちゃん?
まずは開いた状態でね、おやつに夢中になってくれないと困るのですよ。

あれ、ホリーさん、おやつだよ。
いまならギミック解かずに食べれるよ。

・・・

ただのペットと化してしまっているようです。
食べ物にも困ってなければ、遊びたいときに遊べる彼ら。

本当はいろいろできるようになってから、お披露目したかったのですがいつになるかわからないので、過程もお届けできればと思います。
年始には芸達者な猫ちゃんたちになるといいな。

定番のクリッカーも!
さぁ、どの子と一緒に頑張ろうかな。楽しみです!

★こちらの動画もお気に入り。こういう遊びをしてみたい!

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グランドチャンピオンおめでとう~シリウス編②~

尻尾を怪我してしまったシリウス。

命に関わる怪我ではないので、ペットとしてお家で楽しく過ごしてくれればいいと思えるようになった頃でした。
なんと尻尾は元通りに!
「治るかもしれないわよ」と言ってもらえたことに本当に感謝しています。
希望をもって彼を育てることができました。
(彼の血統は繋げたいということでアメリカに行くことに変わりはなかったのですが。)

キャットショーでの尻尾を触られる審査も無事にパスしました!
ここまでくれば安心です。

尻尾をチェックされるシリウス

尻尾の腫れがひいて、まっすぐになるのには1か月半くらいかかったでしょうか。
本当に胸が痛くなる出来事でした。
この出来事から「自由にのびのび」という考えが少し変わりました。

子猫は自由に駆け回る遊びはもちろん大事だけど、
怪我しないように管理してあげることもとても大切なんだな、と。反省です。

そのあとのシリウスは日本でのキャットショーで素晴らしい成績を残し、キツン部門の途中でアメリカへ旅立ちました。

空港での保安検査場でハーネスをつけようか迷っていたので、練習したシリウス。
結局ハーネスはつけず、抱っこだけで大丈夫でした。

彼の渡米をアメリカのブリーダーさんはとても喜んでくれました。
何より、彼の両親はともにアメリカから来てくれた猫ちゃんなので、血統をつなげてアメリカへ戻せたことが本当に良かったなぁと思っています。

シリウスは今もシリウスという名前です。
『光り輝いてほしい』と願いをこめて付けました。

シーちゃん、頑張れ!
会いに行くからそれまで元気で。

1歳になったスターシリーズのお話でした。お誕生日おめでとう!

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グランドチャンピオンおめでとう~シリウス編①~

スピカが1歳になったということは、一緒に産まれたシリウスも1歳。
いま、シリウスはアメリカのキャッテリーで暮らしています。

他のキャッテリーで暮らす猫ちゃんとして、アメリカでキャットショーに出してもらい、
今年の夏グランドチャンピオンになりました。
頑張ったね、本当におめでとう!

アメリカのキャットショーで頑張るシリウス。大きくなりました!大人部門での様子です。

産まれた日の写真。ホリーさんお疲れ様でした。

日本で、キツンの部門(4~8か月)を終らせてからアメリカに連れていくことも考えましたが、
「また移動に規制がかかってしまったら連れていくことができなくなるかもしれない」と思い、行けるうちに連れて行きました。

左がスピカ。右がシリウス。

スピカと二人、仲良く育ちました。

このころには、アメリカ行きが決まっていたと思います。

幸せいっぱいのシリウス。この写真が大好きです。

生後2か月がたち、何もかもが楽しく、駆け回って遊び始めた頃に事件は起きました。
12月初旬の日曜日。掃除を終え2時間ほど休憩していたのですが、気づくとシリウスの様子がおかしい。
抱き上げたら「ガーーー」という声をあげたのです。
ん?と思い、しっかりと彼をみたら、、、尻尾がぶらーんと立ち上がることなくぶら下がったままでした。

怪我した???!

ビックリして何が起きたのかわかりませんでした。

「どうしてシリウスだけテントに入っているのかしら?」
心配でシリウスから離れないホリーさん。
部屋で自由にさせるとスピカと遊んでしまうので、安静にしてほしくてテントへ。

偶然にもその日、他の猫ちゃんのエコー検査(妊娠してるかの検査)の予約が入っていたので、一緒にシリウスを病院へ連れて行くことに。。。

先生「ん-、打撲か骨折か。。。でも少し動いてるから骨折ではないかもしれない。このまま動かなかったら脱尾も考えないと。」

翌日になっても尻尾が動かなかったらまた連れてきてくださいと消炎剤の注射をうってもらって様子をみることに。

悲しくて悲しくて、ただ見守ることしかできませんでした。
ドアに挟んだ?と聞かれましたが、ドアを開閉していないのでそれはないんですよね。
何がおきてこうなったのかは今もわかりません。

尻尾が腫れているのがわかりますか?赤丸部分です。
60度に曲がっていました。そして折れるように腫れあがっていました。

翌日にはしっぽが動いていたので、脱尾は免れました。
でも、この子はキャットショーに出る子。尻尾にコブがあれば出すことはできません。

ショーに出してタイトルがつけば、シリウスのその後の猫生が豊かなものにもなるでしょうし、彼から産まれる子猫たちの運命にも影響があるかもしれません。
申し訳ないことをしてしまった、、、とすごく落ち込みました。

部屋を自由にさせると腫れも引かないし、悪化するかもしれないので、
人がみていないときだけ、ケージでお昼寝してもらいました。

シリウスだけケージに居れていたのだけど、スピカが鳴いてケージから離れなかったので一緒に。
兄妹ってほんとに仲良し。なんでも一緒。

そして、お引越し先のアメリカのブリーダーさんへ尻尾の話をしました。
「尻尾を怪我してしまった、ショーには出せないかもしれない。ただ後天的な怪我だからスタッドとしては活躍できるかもしれない。」と。すると、、、

「その尻尾は治るかもしれない。治ったらショーにも出せるわ。」

え?いやいや、60度曲がってるし、ぼこって膨れてるし。
でも、猫のベテランブリーダーさんがそういうのなら治るのかもしれない、となぜか素直に思うことができて、
シリウスが無理をしないよう育てることにしました。

長くなってきたので、明日へ続きます!

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1歳のお誕生日おめでとう~シリウスとスピカ編~

シリウスとスピカ。
1歳になりました。この日を迎えることができて本当に嬉しいです。

「スピカ、1歳になったニャ。」
スピカは、この日を迎えるまでいくつか試練がありました。

スピカをみないふりするママ猫ホリー

ママが大好きだったスピカは離乳が寂しかったようです。

「ミルクくだちゃい。。。」

子離れがはじまったホリーに近づくと蹴りけりされてしまうので、みつめるだけのスピカ。
つい最近までミルクをくれて毛づくろいしてくれていたママ猫が急に冷たくなってしまったことが、スピカには耐えられなかったようです。
今までの子たちは兄弟猫がいっぱいいたので、ここまでママ猫に執着する子はいなかったように感じます。

そして、、、
男の子と女の子の2匹兄妹だったので体格差がでてきてしまい、いつもやられてしまっていたスピカ。

「やめてくだちゃいー」

そして最後に、
キャットショーではしっぽを巻いてしまったスピカ。

「なにするデスカー!スピカは運ばれていマスー!!」

いろんなことが重なって、スピカは元気がないときがあったのです。

スピカにかかっているストレスをなんとかしたくて、キャットショーはお休み。
好きなものや遊びでいっぱいにしたら、産まれたときのやんちゃなスピカが戻ってきました。

いまはもうすっかり元気いっぱいです。
姉妹猫がいたら、違ったのかなぁとも思います。
1歳のお誕生日がとても特別なものに感じます。

「スピカは毎日楽しいデスヨ!」

本当?そうだったらいいな。

ところで、シーちゃんは??
実はシーちゃんにもいくつか試練があったのでした。

~明日へ続く~

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母と娘の仲良し記録

シャーロットはフラワーシリーズのお母さんだけど、マリちゃんの娘でもあります。
赤ちゃん猫のように甘えることはないけれど、マリちゃんとは仲良しのまま。

違う部屋で過ごすこともあったけれど、すんなり仲良しに戻ります。


そして、こちらも母と娘。スピカとホリーです。

スピカとホリーも違う部屋で過ごしたときもあったけれど、すぐ仲良しに戻りました。

「親子が一度離れるとお互いに対面しても親子関係だと忘れてしまう」と、
ネットに書かれていたり、そういう話を聞きますが、キャッテリーの実の親子は仲良しです。
血縁関係は忘れちゃうのかもしれないけど、本能的に相性がいいのかもしれませんね。

「ライちゃんもお母さんいるニャ!」

ライラは実母ホリーとは一緒に過ごさず、お一人様を満喫しています。
ライラはケージが好きなので、開いているケージに居ることが多いです。
安心するようです。

ホリーとは程よい関係を築ける気がしますが、異父姉妹のスピカとは。。。どうかなぁ。
ライラも毛づくろいしあえる仲間がいるといいのになぁとは思うのですが、
本猫は気ままな暮らしが気に入っているようです。

人間と過ごすことは好きみたいですが、ライラにはライラのペースがあるんでしょうね。

幸せそうなのでいいのかな。
お友達がいたほうがいいのかな?なんて思うのは、ライラにとっては余計なお世話なのかもしれません。

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食欲の秋~ヨーロピアンバーミーズ編~

少しずつ朝と晩の暑さが和らいで秋っぽくなってきました。
この季節、悩むのが空調。
エアコンはもう入れなくてもよさそうだけど、万が一何かあったら。。。と思うと怖くて、365日エアコンを入れています。

さて、秋といえば、食欲の秋!

「何か買ったのかニャ??パンちゃんのはありマスカ?」

あります!
少し前ですが猫ちゃんたちのお食事を購入してみました。
じゃーん。

生肉も買いました。
いつもはミンチですが今回は塊をあげたいなーと思ってこちら↓

博多の鶏肉です。生であげても良いようにきちんと処理がしてあります。
解凍して、噛んで食べるサイズであげる予定です。
そしておやつたちも購入しました!ちょっと珍しいものをみつけたので、、、

左は手羽先。右は鹿肉のスティック。
もちろん猫ちゃんOKのものです。

おせんべいのようなヤギミルクとお肉のおやつ。左は鹿肉。右は鶏肉です。
手でちぎることができます。
ではさっそく、、、スピちゃん、食べますか?

「これはなんデスカ?」

スピカの大好きな鹿肉です。

「ウーン」

「ウーン」

スピちゃん、耳が横向きです。わかりやすい反応です。
はじめてみるおやつに戸惑っています。
ちぎってお皿にいれたら食べてくれるかな?

「ちょっとだけたべてみるニャ!」

チャレンジしてくれました。
新しいおやつは、飛びつくものと不思議そうにするものと分かれます。
子猫のほうが興味津々で食べてくれます。

定番フードがずっと手に入ればいいのですが、急に手に入らなくなったりもするので、
新しいものも取り入れつつやっていけたらと思っています!

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POPPYとPANSY

10月になりました。今年もあと3か月!
今年は子猫がたくさん産まれた年でした。

FLOWERシリーズのポピーとパンジーです。
ちっとも似ていない姉妹です。
でもとっても仲良し。

遊びも寝るのもずーっと一緒。

我が道をいくポピー。

ポピーは、すぐ横になります。アピールの一種かな?
なんとも言えない顔の表情と自分のペースで生きる性格がとっても可愛いのです。

「ポッピも飲みます~」
真剣な表情が可愛いポピー。

お次はパンジー。
シャーロットに似てるような、少し違うような。

じーっとこちらを見てくるあまえんぼちゃんです。

パンジーは嬉しいとお腹をみせてくれます。アピール上手です。

この姉妹は小柄なのですがしっかり体ができてきて、とても筋肉質です!
あまりにも仲がいいので、ずっと一緒に過ごさせてあげたいなぁと思ってしまいます。

お互いを気にしながら遊ぶポピーとパンジーでした。
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みんな元気でね~NUTSシリーズ卒業編~

8匹で育ったNUTSの子たち。

マリちゃんだけでは育てられず、哺乳はもちろん、シャーロットにも手伝ってもらいました。
みんなの愛情をうけて大きくなったNUTSの子たち。

みーんなくっついて寝ていました。可愛い。

8匹もお家を見つけてあげられるかなと心配していましたが、
良いご縁がたくさんあって、みんな生涯のお家へ行くことができました。
ありがとうございました。

パパに遊んでもらうNUTSの子たち

お家には、ヘーゼルナッツとアーモンドが残ります。

マリちゃんからバトンタッチです。

生涯のおうちでもずっとずっと元気で、健康でありますように。

可愛い可愛いNUTSの子たちでした。

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ヨーロピアンバーミーズ~ホリー編~

キャッテリーの子のご紹介。
ホリー編です。

ホリーも今年引退しました。
今年で9歳です!アメリカから日本へ来てくれました。
何年か別のキャッテリーで過ごした後、カプセルにお引越ししてきました。

ホリーのブリーダーさんは、CFAにおけるヨーロピアンバーミーズのスタンダードの作成に携わった方の一人だそうです。ヨーロピアンバーミーズという猫種がCFAに登録されるよう尽力をされた方、かな。
亡くなってしまったので、その方がつくるヨーロピアンバーミーズに出会うことはもう出来ません。
ホリーの血統書をみるととても勉強になります。
残されたものからでも学んでいけたらなと思っています。

術後服を着て可愛いホリー。
ホリーは、ライラッククリームというカラーです。女の子だけの色。2色です。

性格は、、、元気いっぱい激しめ、力強め、男の子にも負けないガッチリしたボディです。
撫でられるの大好き。ぴたーっとくっついてきます。
ブラシが大好きな女の子です。

カプセルでは1度の出産でしたが、とっても可愛い子を残してくれました。

いまはスピカと2匹でのんびり暮らしています。

可愛い。

スピカのお母さん。
そして、ライラのお母さんでもあります!

ライラ。

スピカ。

どうですか?お父さんは違いますが、ちょっと似てるかな?

ホリーはもう歳なので、里親にはださずにキャッテリーでずっと暮らす予定です。
元気でいてほしいです。

よろしくね。

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