グランドチャンピオンおめでとう~シリウス編①~

スピカが1歳になったということは、一緒に産まれたシリウスも1歳。
いま、シリウスはアメリカのキャッテリーで暮らしています。

他のキャッテリーで暮らす猫ちゃんとして、アメリカでキャットショーに出してもらい、
今年の夏グランドチャンピオンになりました。
頑張ったね、本当におめでとう!

アメリカのキャットショーで頑張るシリウス。大きくなりました!大人部門での様子です。

産まれた日の写真。ホリーさんお疲れ様でした。

日本で、キツンの部門(4~8か月)を終らせてからアメリカに連れていくことも考えましたが、
「また移動に規制がかかってしまったら連れていくことができなくなるかもしれない」と思い、行けるうちに連れて行きました。

左がスピカ。右がシリウス。

スピカと二人、仲良く育ちました。

このころには、アメリカ行きが決まっていたと思います。

幸せいっぱいのシリウス。この写真が大好きです。

生後2か月がたち、何もかもが楽しく、駆け回って遊び始めた頃に事件は起きました。
12月初旬の日曜日。掃除を終え2時間ほど休憩していたのですが、気づくとシリウスの様子がおかしい。
抱き上げたら「ガーーー」という声をあげたのです。
ん?と思い、しっかりと彼をみたら、、、尻尾がぶらーんと立ち上がることなくぶら下がったままでした。

怪我した???!

ビックリして何が起きたのかわかりませんでした。

「どうしてシリウスだけテントに入っているのかしら?」
心配でシリウスから離れないホリーさん。
部屋で自由にさせるとスピカと遊んでしまうので、安静にしてほしくてテントへ。

偶然にもその日、他の猫ちゃんのエコー検査(妊娠してるかの検査)の予約が入っていたので、一緒にシリウスを病院へ連れて行くことに。。。

先生「ん-、打撲か骨折か。。。でも少し動いてるから骨折ではないかもしれない。このまま動かなかったら脱尾も考えないと。」

翌日になっても尻尾が動かなかったらまた連れてきてくださいと消炎剤の注射をうってもらって様子をみることに。

悲しくて悲しくて、ただ見守ることしかできませんでした。
ドアに挟んだ?と聞かれましたが、ドアを開閉していないのでそれはないんですよね。
何がおきてこうなったのかは今もわかりません。

尻尾が腫れているのがわかりますか?赤丸部分です。
60度に曲がっていました。そして折れるように腫れあがっていました。

翌日にはしっぽが動いていたので、脱尾は免れました。
でも、この子はキャットショーに出る子。尻尾にコブがあれば出すことはできません。

ショーに出してタイトルがつけば、シリウスのその後の猫生が豊かなものにもなるでしょうし、彼から産まれる子猫たちの運命にも影響があるかもしれません。
申し訳ないことをしてしまった、、、とすごく落ち込みました。

部屋を自由にさせると腫れも引かないし、悪化するかもしれないので、
人がみていないときだけ、ケージでお昼寝してもらいました。

シリウスだけケージに居れていたのだけど、スピカが鳴いてケージから離れなかったので一緒に。
兄妹ってほんとに仲良し。なんでも一緒。

そして、お引越し先のアメリカのブリーダーさんへ尻尾の話をしました。
「尻尾を怪我してしまった、ショーには出せないかもしれない。ただ後天的な怪我だからスタッドとしては活躍できるかもしれない。」と。すると、、、

「その尻尾は治るかもしれない。治ったらショーにも出せるわ。」

え?いやいや、60度曲がってるし、ぼこって膨れてるし。
でも、猫のベテランブリーダーさんがそういうのなら治るのかもしれない、となぜか素直に思うことができて、
シリウスが無理をしないよう育てることにしました。

長くなってきたので、明日へ続きます!

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キャットショーでの様子

こんなかんじで、審査中以外は待機場所で過ごします。

myケージを持っていきます。

審査では尻尾を丸めてしまうスピカもこの中ではとっても楽しそう。

夢中で遊ぶスピカ。

ショーの日は、ショーに連れて行った子と過ごす時間が長いのでとても大切な時間です。

頑張ったご褒美に大好きなおやつもたくさんあげます。

スピカはショー会場でも大好きなベニソンをたくさん食べてました。

(あ、器で食べてないのは見なかったことにしてくださいw)

2匹にはもう少しだけショーに付き合ってもらう予定です。

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ヨーロピアンバーミーズの審査②

キャットショーは、審査(予選)とファイナル(決勝)があります。

審査でポイントの高かった猫ちゃんがファイナルに進みます。

審査を受けるシリウス。

横顔のノーズストップをチェックされています。

CFAで定められている「スタンダード」という猫種の基準があり、その特徴にただしく沿っているかをジャッジの先生は審査をしています。

ヨーロピアンバーミーズだと、100ポイント中以下のような配点です。
頭、耳、マズルと横顔……………………….25
目と目の色(25)
形…………………………………15
色…………………………………10
体、脚、足と尾…………………………….20
コートとコートカラー……………………….30

100ポイントに近い猫ちゃんがCFAのスタンダードに沿っていることになります。猫種の特徴がしっかりでているということです。

で、ですね。

審査はまず猫種の中で順位が決まります。

つまり、シリウスとスピカが一緒のショーに出るとどちらかが勝ってどちらかが負けてしまいます。。。

(他にヨーロピアンバーミーズはでていないのでw)

猫種の審査で勝ったほうがファイナルに残りやすくなります。

審査を受けるスピカ。尻尾がくるんと・・・

ジャッジの先生が番号札にリボンがつけてくださいます。

ここで2匹の勝敗がわかります。

シリウスの勝ちです。。。

タイプが似ている場合、ヨーロピアンバーミーズの筋肉質である特徴が出やすい男の子のほうが有利な気がします。体が大きいですからね。

キャッテリーの猫ちゃんたちがどう評価されるかは、ブリードをする上で大切な指針のひとつになるのでキャットショーに出すようにしています。

日本にはまだ少ないヨーロピアンバーミーズなので、ルックス・性格ともに良い猫ちゃんたちを広めていけたらいいなと思います。

~おまけ~

審査が終わって戻されるスピカ。尻尾くるんのまんまwww

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ヨーロピアンバーミーズの審査①

前回から続いてキャットショーのお話です。

審査待ちのシリウスとスピカ。

キャットショーって何するの?

私もはじめは何が何やらわからないままショーが終わっていましたw

Kitten・Championship・Premiership(避妊去勢した猫ちゃん)など部門ごとに審査されます。Householdpetといって、お家猫ちゃんの部門もあります。

1シーズンは5月スタート4月終わりです。野球でいうペナントレースだなと私は思っています。1年という長いシーズンを戦って表彰されるタイトルには、

◆NationalWinner(NW)と呼ばれる世界ランキング

◆RegionalWinnet(RW)地域でのランキング(日本はRegion8です)

◆Breed Winner 猫種のランキング、

などのタイトルがあります。また、Grand Champion(GC)といって200頭勝ち抜いた猫が得られるタイトルもあります。

ショーでは、ジャッジと呼ばれる猫のスペシャリストの方が審査を行います。

審査中のシリウス。

何を審査しているのか?どうなったらポイントがつくのか?

長くなってきたので、次回へ続く。

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2/6キャットショー~ヨーロピアンバーミーズのシリウスとスピカ~

先月ですが、、、久しぶりにCFAキャットショーに行ってきました。

4か月を迎えたシリウスとスピカ。

Kitten部門(4~8か月)です。

シリウスとスピカは、はじめてのキャットショー&少し控え目な性格なので、

どうかな?怖がらないで審査を受けられるかな?と心配でした。

審査待ちのシリウス(11)とスピカ(12)。

男の子は水色の番号札。女の子はピンク色の番号札です。

ん?スピカの耳が何かを訴えている?

うにゃうにゃいっておりました。

対照的にシリウスは、、、

堂々としてるね!

ジャッジの方に審査をしていただきます。

審査って?ってところはまた次のブログで紹介できればと思います。

ポイントをつけてもらうシリウスとスピカ。

シリウス、6リング中4リングファイナルIN。

はじめてにしては上出来です。小さい4か月で頑張りました。

おめでとう!

スピカも1リングファイナルIN。

「頑張ったよー!」

うん、すごいね。

ヨーロピアンバーミーズをたくさんの人に知ってもらうため、シリウスとスピカは頑張るのでした。

次回は、キャットショーって何をしてるの?

を書きます!

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