シリウスと過ごすアメリカホテル滞在記

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アメリカでペットと過ごすホテル事情。
アメリカはペットフレンドリーな国なので、追加料金を支払えば犬猫と一緒に泊まれるホテルが多いです。
土足文化だからというのも関係しているんじゃないかな?と勝手に思っています。

シリウスをアメリカから連れて帰る日。
飛行機を乗り継ぐ必要があったので、合計16時間程度のフライトです。

『ボク、お腹すきそう。』
保安検査場を通るため、ハーネスをつける練習中のシリウス。
猫の飛行機移動は貨物扱いではなく、出来る限り客室を使うようプランを組みます。

16時間もキャリーバッグで過ごすのはしんどいかなぁと思って、今回は乗り継ぎに使う飛行場近くのホテルに1泊して、『フライト→ホテル→フライト』という日程で移動しました。

ホテルへ向かうためのシャトルバスを待ちます。

到着。空港が目の前です!
これならキャリーバッグで過ごす時間が最低限で済みます。

日本から持ってきていたソフトケージを広げます。

こんなかんじ。
日本から持参したのは『猫壱ポータフルケージ』
トランクに入るくらいとっても小さく折りたためるんですよ!

『ホテルではケージを使用しなければならない』というルールはないようですが、汚したら大変ですし、部屋に何がいるかもわからないので、シリウスのためにもケージを用意しました。
バスルームで過ごすという案もありますが、ケージがあれば同じ部屋で過ごせるので安心です。

ケージの下に厚めのビニール袋を敷きます。(この袋に使用したトイレ砂を捨てます。)

ご飯とお水をセットして、1晩ここで過ごしてもらいました。とはいえ、少し運動したいシリウス。

リラックス。シリウスは場所見知りも人見知りもしません。
もともと物怖じしない性格でしたが、アメリカで相当鍛えられたんだと思います。。。
一回りタフになって帰国しました。

シリウスが居るので部屋から出るのも心配だなぁ。。。と思い、この日の夜は空港で買った『Rocky Mountain Chocolate Factory』のアップルチョコレート。

かじると丸ごとリンゴ!

飲み物はお部屋のコーヒーで済ませて、シリウスとのんびり過ごしました。

出発の朝。シリウスは最後のアメリカ。
2年間どんな毎日だったんでしょうね。とてもいい子のままなので大切にしてもらったんだと思います。

最後のアメリカを楽しむシリウス。

いざ日本へ!!!2年間本当にお疲れ様。
いつかシリウスの血が繋がった子猫が日本へ来てくれることを願って。

日本に到着した後、お腹が減っていた彼はご飯をいっぱい食べてました。。。
緊張とは無縁のシリウスでした。

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グランドチャンピョンおめでとう~シリウス編②~

尻尾を怪我してしまったシリウス。

命に関わる怪我ではないので、ペットとしてお家で楽しく過ごしてくれればいいと思えるようになった頃でした。
なんと尻尾は元通りに!
「治るかもしれないわよ」と言ってもらえたことに本当に感謝しています。
希望をもって彼を育てることができました。
(彼の血統は繋げたいということでアメリカに行くことに変わりはなかったのですが。)

キャットショーでの尻尾を触られる審査も無事にパスしました!
ここまでくれば安心です。

尻尾をチェックされるシリウス

尻尾の腫れがひいて、まっすぐになるのには1か月半くらいかかったでしょうか。
本当に胸が痛くなる出来事でした。
この出来事から「自由にのびのび」という考えが少し変わりました。

子猫は自由に駆け回る遊びはもちろん大事だけど、
怪我しないように管理してあげることもとても大切なんだな、と。反省です。

そのあとのシリウスは日本でのキャットショーで素晴らしい成績を残し、キツン部門の途中でアメリカへ旅立ちました。

空港での保安検査場でハーネスをつけようか迷っていたので、練習したシリウス。
結局ハーネスはつけず、抱っこだけで大丈夫でした。

彼の渡米をアメリカのブリーダーさんはとても喜んでくれました。
何より、彼の両親はともにアメリカから来てくれた猫ちゃんなので、血統をつなげてアメリカへ戻せたことが本当に良かったなぁと思っています。

シリウスは今もシリウスという名前です。
『光り輝いてほしい』と願いをこめて付けました。

シーちゃん、頑張れ!
会いに行くからそれまで元気で。

1歳になったスターシリーズのお話でした。お誕生日おめでとう!

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グランドチャンピョンおめでとう~シリウス編①~

スピカが1歳になったということは、一緒に産まれたシリウスも1歳。
いま、シリウスはアメリカのキャッテリーで暮らしています。

他のキャッテリーで暮らす猫ちゃんとして、アメリカでキャットショーに出してもらい、
今年の夏グランドチャンピョンになりました。
頑張ったね、本当におめでとう!

アメリカのキャットショーで頑張るシリウス。大きくなりました!大人部門での様子です。

産まれた日の写真。ホリーさんお疲れ様でした。

日本で、キツンの部門(4~8か月)を終らせてからアメリカに連れていくことも考えましたが、
「また移動に規制がかかってしまったら連れていくことができなくなるかもしれない」と思い、行けるうちに連れて行きました。

左がスピカ。右がシリウス。

スピカと二人、仲良く育ちました。

このころには、アメリカ行きが決まっていたと思います。

幸せいっぱいのシリウス。この写真が大好きです。

生後2か月がたち、何もかもが楽しく、駆け回って遊び始めた頃に事件は起きました。
12月初旬の日曜日。掃除を終え2時間ほど休憩していたのですが、気づくとシリウスの様子がおかしい。
抱き上げたら「ガーーー」という声をあげたのです。
ん?と思い、しっかりと彼をみたら、、、尻尾がぶらーんと立ち上がることなくぶら下がったままでした。

怪我した???!

ビックリして何が起きたのかわかりませんでした。

「どうしてシリウスだけテントに入っているのかしら?」
心配でシリウスから離れないホリーさん。
部屋で自由にさせるとスピカと遊んでしまうので、安静にしてほしくてテントへ。

偶然にもその日、他の猫ちゃんのエコー検査(妊娠してるかの検査)の予約が入っていたので、一緒にシリウスを病院へ連れて行くことに。。。

先生「ん-、打撲か骨折か。。。でも少し動いてるから骨折ではないかもしれない。このまま動かなかったら脱尾も考えないと。」

翌日になっても尻尾が動かなかったらまた連れてきてくださいと消炎剤の注射をうってもらって様子をみることに。

悲しくて悲しくて、ただ見守ることしかできませんでした。
ドアに挟んだ?と聞かれましたが、ドアを開閉していないのでそれはないんですよね。
何がおきてこうなったのかは今もわかりません。

尻尾が腫れているのがわかりますか?赤丸部分です。
60度に曲がっていました。そして折れるように腫れあがっていました。

翌日にはしっぽが動いていたので、脱尾は免れました。
でも、この子はキャットショーに出る子。尻尾にコブがあれば出すことはできません。

ショーに出してタイトルがつけば、シリウスのその後の猫生が豊かなものにもなるでしょうし、彼から産まれる子猫たちの運命にも影響があるかもしれません。
申し訳ないことをしてしまった、、、とすごく落ち込みました。

部屋を自由にさせると腫れも引かないし、悪化するかもしれないので、
人がみていないときだけ、ケージでお昼寝してもらいました。

シリウスだけケージに居れていたのだけど、スピカが鳴いてケージから離れなかったので一緒に。
兄妹ってほんとに仲良し。なんでも一緒。

そして、お引越し先のアメリカのブリーダーさんへ尻尾の話をしました。
「尻尾を怪我してしまった、ショーには出せないかもしれない。ただ後天的な怪我だからスタッドとしては活躍できるかもしれない。」と。すると、、、

「その尻尾は治るかもしれない。治ったらショーにも出せるわ。」

え?いやいや、60度曲がってるし、ぼこって膨れてるし。
でも、猫のベテランブリーダーさんがそういうのなら治るのかもしれない、となぜか素直に思うことができて、
シリウスが無理をしないよう育てることにしました。

長くなってきたので、明日へ続きます!

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1歳のお誕生日おめでとう~シリウスとスピカ編~

シリウスとスピカ。
1歳になりました。この日を迎えることができて本当に嬉しいです。

「スピカ、1歳になったニャ。」
スピカは、この日を迎えるまでいくつか試練がありました。

スピカをみないふりするママ猫ホリー

ママが大好きだったスピカは離乳が寂しかったようです。

「ミルクくだちゃい。。。」

子離れがはじまったホリーに近づくと蹴りけりされてしまうので、みつめるだけのスピカ。
つい最近までミルクをくれて毛づくろいしてくれていたママ猫が急に冷たくなってしまったことが、スピカには耐えられなかったようです。
今までの子たちは兄弟猫がいっぱいいたので、ここまでママ猫に執着する子はいなかったように感じます。

そして、、、
男の子と女の子の2匹兄妹だったので体格差がでてきてしまい、いつもやられてしまっていたスピカ。

「やめてくだちゃいー」

そして最後に、
キャットショーではしっぽを巻いてしまったスピカ。

「なにするデスカー!スピカは運ばれていマスー!!」

いろんなことが重なって、スピカは元気がないときがあったのです。

スピカにかかっているストレスをなんとかしたくて、キャットショーはお休み。
好きなものや遊びでいっぱいにしたら、産まれたときのやんちゃなスピカが戻ってきました。

いまはもうすっかり元気いっぱいです。
姉妹猫がいたら、違ったのかなぁとも思います。
1歳のお誕生日がとても特別なものに感じます。

「スピカは毎日楽しいデスヨ!」

本当?そうだったらいいな。

ところで、シーちゃんは??
実はシーちゃんにもいくつか試練があったのでした。

~明日へ続く~

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ヨーロピアンバーミーズ~ホリー編~

キャッテリーの子のご紹介。
ホリー編です。

ホリーも今年引退しました。
今年で9歳です!アメリカから日本へ来てくれました。
何年か別のキャッテリーで過ごした後、カプセルにお引越ししてきました。

ホリーのブリーダーさんは、CFAにおけるヨーロピアンバーミーズのスタンダードの作成に携わった方の一人だそうです。ヨーロピアンバーミーズという猫種がCFAに登録されるよう尽力をされた方、かな。
亡くなってしまったので、その方がつくるヨーロピアンバーミーズに出会うことはもう出来ません。
ホリーの血統書をみるととても勉強になります。
残されたものからでも学んでいけたらなと思っています。

術後服を着て可愛いホリー。
ホリーは、ライラッククリームというカラーです。女の子だけの色。2色です。

性格は、、、元気いっぱい激しめ、力強め、男の子にも負けないガッチリしたボディです。
撫でられるの大好き。ぴたーっとくっついてきます。
ブラシが大好きな女の子です。

カプセルでは1度の出産でしたが、とっても可愛い子を残してくれました。

いまはスピカと2匹でのんびり暮らしています。

可愛い。

スピカのお母さん。
そして、ライラのお母さんでもあります!

ライラ。

スピカ。

どうですか?お父さんは違いますが、ちょっと似てるかな?

ホリーはもう歳なので、里親にはださずにキャッテリーでずっと暮らす予定です。
元気でいてほしいです。

よろしくね。

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キャットショーへのレッスン

キャットショーに連れて行っているシリウスとスピカ。
初めての外出でいきなりショー会場へ行ったわけではありません。
ちょっとずつ外出の練習をしました。

えい!

スピカ、はじめての場所でも楽しそう。
移動はキャリーバッグです。キャリーバッグに慣れる練習にもなります。
(キャリーバック嫌がる子はカプセルの子にはいないので、練習というほどでもありませんが。)

お、しーちゃんもいるね。

楽しそうに遊んでいます。
これならショーもストレスなく頑張れそう。

シリウスとスピカのショーへの道のりでした。

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キャットショーでの様子

こんなかんじで、審査中以外は待機場所で過ごします。

myケージを持っていきます。

審査では尻尾を丸めてしまうスピカもこの中ではとっても楽しそう。

夢中で遊ぶスピカ。

ショーの日は、ショーに連れて行った子と過ごす時間が長いのでとても大切な時間です。

頑張ったご褒美に大好きなおやつもたくさんあげます。

スピカはショー会場でも大好きなベニソンをたくさん食べてました。

(あ、器で食べてないのは見なかったことにしてくださいw)

2匹にはもう少しだけショーに付き合ってもらう予定です。

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ヨーロピアンバーミーズの審査②

キャットショーは、審査(予選)とファイナル(決勝)があります。

審査でポイントの高かった猫ちゃんがファイナルに進みます。

審査を受けるシリウス。

横顔のノーズストップをチェックされています。

CFAで定められている「スタンダード」という猫種の基準があり、その特徴にただしく沿っているかをジャッジの先生は審査をしています。

ヨーロピアンバーミーズだと、100ポイント中以下のような配点です。
頭、耳、マズルと横顔……………………….25
目と目の色(25)
形…………………………………15
色…………………………………10
体、脚、足と尾…………………………….20
コートとコートカラー……………………….30

100ポイントに近い猫ちゃんがCFAのスタンダードに沿っていることになります。猫種の特徴がしっかりでているということです。

で、ですね。

審査はまず猫種の中で順位が決まります。

つまり、シリウスとスピカが一緒のショーに出るとどちらかが勝ってどちらかが負けてしまいます。。。

(他にヨーロピアンバーミーズはでていないのでw)

猫種の審査で勝ったほうがファイナルに残りやすくなります。

審査を受けるスピカ。尻尾がくるんと・・・

ジャッジの先生が番号札にリボンがつけてくださいます。

ここで2匹の勝敗がわかります。

シリウスの勝ちです。。。

タイプが似ている場合、ヨーロピアンバーミーズの筋肉質である特徴が出やすい男の子のほうが有利な気がします。体が大きいですからね。

キャッテリーの猫ちゃんたちがどう評価されるかは、ブリードをする上で大切な指針のひとつになるのでキャットショーに出すようにしています。

日本にはまだ少ないヨーロピアンバーミーズなので、ルックス・性格ともに良い猫ちゃんたちを広めていけたらいいなと思います。

~おまけ~

審査が終わって戻されるスピカ。尻尾くるんのまんまwww

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2/6キャットショー~ヨーロピアンバーミーズのシリウスとスピカ~

先月ですが、、、久しぶりにCFAキャットショーに行ってきました。

4か月を迎えたシリウスとスピカ。

Kitten部門(4~8か月)です。

シリウスとスピカは、はじめてのキャットショー&少し控え目な性格なので、

どうかな?怖がらないで審査を受けられるかな?と心配でした。

審査待ちのシリウス(11)とスピカ(12)。

男の子は水色の番号札。女の子はピンク色の番号札です。

ん?スピカの耳が何かを訴えている?

うにゃうにゃいっておりました。

対照的にシリウスは、、、

堂々としてるね!

ジャッジの方に審査をしていただきます。

審査って?ってところはまた次のブログで紹介できればと思います。

ポイントをつけてもらうシリウスとスピカ。

シリウス、6リング中4リングファイナルIN。

はじめてにしては上出来です。小さい4か月で頑張りました。

おめでとう!

スピカも1リングファイナルIN。

「頑張ったよー!」

うん、すごいね。

ヨーロピアンバーミーズをたくさんの人に知ってもらうため、シリウスとスピカは頑張るのでした。

次回は、キャットショーって何をしてるの?

を書きます!

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寝る子は育つ?~ヨーロピアンバーミーズ・シリウス編~

寝姿がサミ(パパ猫)そっくりになってきました。

シリウスは、人がくると嬉しくてお腹をみせて歓迎してくれます。

「ボク、しーちゃんだよ!」

「ん-・・・」

そしてお腹を出して寝ます。

スピカもお腹をみせて歓迎してくれますが、

男の子のほうがアピール上手な気がします。

週末のお腹だしシリウス特集でした。

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